タイトルとは逆の、まさに最悪だと思った医者はいる。

「感じが悪い」
なんていう次元の問題じゃない。

自分のことでも経験があるけど、もっと悔しいのは、難病を抱えていた兄が病院での治療に希望を持たなくなり、自力で何とかしようと独りで闘病し独りで死んでいった事実。そこに、心ない医者の対応が関係なかったとは思えない。

医者は、目の前の患者の病気のみを診ていればそれでいいのか?今その時だけですむ病気ではなく、ずっと抱えて生きて行く立場の患者についてはそれだけでは いけないのでは?日常のケアまで考えるのは仕事の管轄外だと言うのなら、それをする立場の人間(もしくは機関?)と連携するべきなのでは?

兄がまだ生きていた頃、本人には内緒で母と一緒に元主治医を訪ねたことがある。医者は、難病を抱え独りで闘っている子を思う母に、信じられない言葉をぶつけた。母はショック受けて悩み、どうしてやったらいいかわからなくなってしまった。

兄の死後何年も経った今でも、母は自責の念にとらわれている。医者に言われたことが無関係だとは思えない。少なくとも、言われたのを気にして、兄のためになるならと歯を食いしばって遠くから見守るスタンスをとるべきか悩み続けた。その間に兄は民間療法に走り、衰弱し、独り死んでいった。

「馬鹿だった。無理矢理にでもついているべきだった。自分が彼を死なせてしまった。」
そう嘆く母に、かける言葉は見つからない。


自分でも、かかった医者の対応のせいで酷い目に遭ったことがある。それはまたADHD関連の話なので、別の機会にちゃんと整理して書こうと思う。