第7日目

1月8日(写真は全て私自身の撮影)

 

10:00に宿泊したパリのホテルを後にして、バスで空港に向かい、空路にて帰国しました。機中泊で翌日の1月9日9時10分成田に到着して解散となりました。

建築ツアーを終えて思うことは、何せ言葉の通じない海外視察ということもあり、旅行するあなたの状況に応じて、以下の2つのパターンが考えられます。

 

❶効率よく複数の建築を見て回りたい方。→私が参加した今回の建築旅行ツアーがおすすめ。

 

(メリット)

・スケジュールをあまり気にすることなく、旅行社の添乗員さんに、ただ付いていけば良い。旅の記録のまとめや車窓を安心して楽しめる。

・交通機関の時刻表などを調べる必要がなく、違う駅に着いてしまったり、行ってみたら休みだったなどということがない。

(デメリット)

・自分の都合で動けない。例えば今回の旅では、ユニテ・ダビタシオンをもっとじっくり見て、ラ・トゥーレット修道院は時間短縮するなど、その様な現地に行ってみての調整が効かない。その分、多くを効率よく回れるわけですが。

 

❷建築学科の学生さんなどで時間をある程度まとまって取れる方は、ツアーではなく自由にスケジューリングするのがおすすめ。

(メリット)

・みたい場所に時間の多くをかけられる。

・じっくりみてスケッチなどができる。ツアーだと、スケッチなどしていたら置いていかれてしまう。

・「スケッチをすること=その分対象物をよく見ること」なので、建築のディテールなど自分の身になる。

・駅からの道中をわざと歩ってみたり、現地の方とのコミュニケーションをとったり、電車で迷ってしまったり、それがまた良かったりする。

(デメリット)

・効率は良くない(何を持って効率というのか、そもそも効率を求めるのかは人それぞれですが。)

・旅行期間も長くなりそれなりにお金もかかる。

 

社会人になると色々と制約も増えるので、建築学生であれば❷がおすすめですが、現在はコロナで海外にも出られないので今の大学生がかわいそうです。私もそうでしたが建築を志す人にとっては、建築を見るということは栄養をもらうことと同じなので欠かせないものです。今でしたら国内にも素晴らしい建築がたくさんあるので、それらをみて自国の文化的な素養を養って(意外に海外に出た人で日本の文化を語れない人が多いと聞く)、コロナが落ち着いてから海外に飛び出してはどうでしょうか。

 

ちなみに私が今回参加したのは、株式会社トラベルプラン。

添乗員さんが男性でしたが何回も来ているだけあって建築にも詳しく良い旅でした。

 

カップマルタンの休暇小屋。コルビュジェが見ていた景色。