趣味ブログ(音楽・読書・アニメ)

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流浪の月     凪良ゆう 著

 

 

2022年 7月29日 読了

 

 

 

あらすじ

 

「幼女誘拐事件」

19歳の男子大学生が小学生の女の子を誘拐。というニュースが社会を恐怖させた。

誘拐犯と被害者。社会が必死に引き離そうとする2人だけが知る「真実」とは。

恋人とも家族とも形容し難い、2人の関係は社会の目にどう映るのかーーー。

 

 

 

2020年に本屋大賞を受賞。

さらに2022年日は広瀬すずさんと松坂桃李さん主演で映画化になったことで話題の本を読みました。

 

映画が放映されたことで文庫本を買うと、実写バージョンと新書同様のイチゴアイス🍨バージョン、2つのカバーが掛かっていましたチュー

 

      

 

 

本の構成は、彼女と彼視点で章が構成されており、4:2の割合なのでどちらの心情も読むことができるので、心情の理解が片方に偏らない点がいいなと思いました。

 

 

 

読書感想

[ ネタバレを含みます⚠️]

 

「誘拐事件」。普段のニュースでもよく見かける題材を、当事者の視点で描かれる新しい小説だなとおもいました。

 

「誘拐」と聞くと私たちは被害者が恐ろしい目に遭っていると、無意識のうちに判断をしていると思います。(実際にもこのケースが多いと思います)

そんな中でも年齢関係なく、更紗(さらさ)ちゃんと文(ふみ)のようなお互いが自由であるために補い合う関係というのが私には新鮮な発想でした。

 

もし仮に更紗ちゃんが誘拐時20歳以上なら、未成年という要素が消え、警察官に事情を説明できない事もなかったため、社会の事件への見方は変わったかもしれません。

 

「文が自分を助けてくれた」

「本当に悪いのは叔母の息子だ」

もう少し被害者の意見に耳を傾けられていたらと読者である私は考えてしまいます。

 

 

 

さらにこの小説はデジタルタトウーについてどれほど色濃く残ってしまうのかをしっかり表現されているなと思いました。

 

事件から数年が経ち、道ゆく人が事件当事者の顔や名前を忘れても、一言検索すれば嘘・真実問わず事件を知ることができる。フライバシーなんか全く関係なく、決して消えることのない情報が出てきてしまう恐ろしさを改めて感じられました。

 

 

 

購入前は本表紙を綺麗で毒々しい写真だなと思っていましたが、本を読み終わって震えました。

文に堕落と自由を与えた、更紗の象徴のアイスクリーム。

床に無象さに転がるスプーン。

汚れることも気にしない更紗の奔放さの表れですね。

 

読む前は全く意味をなさなかった表紙を理解できるととっても嬉しいんだなって初めて感じました口笛

 

 

 

 

 

追記

このブログをどのような構成にしようか迷っています知らんぷり

今は読者の方が本を読んだ前提で、あらすじと読後の自分の感想だけを書いていますが、要約ってあった方がいいですかね?看板持ち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「十角館の殺人」 綾辻行人 著

2022年7月12日読了

 

 

 

  あらすじ


「お前たちが殺した千織は、私の娘だった。」

物語は大学のミステリーサークルに所属するメンバーにこの手紙が送られることから始まる。

手紙を送った主は「中島青司」。しかしこの人物は既に去年起きた角島青屋敷炎上事件で亡くなった人物であった。そして偶然にもこの手紙が送られた日に、ミステリーサークルに属する7人は事件が起きた角島へと旅行に出る。

 

 

 

  感想 (ネタバレを含みます)

 

表紙がかなり不気味でインパクトがすごいですよね。

一瞬で物語がどのような場所で進むのかイメージできます。

 

読み出しから、犯人が犯行にあたる上での心意気から始まるのが驚きで、何に対してかはわらないけど、並々ならぬ憎悪と冷静さと、何かへの執着を感じながら、もやもや~とした感じでストーリーが始まりました。

常に犯人が誰なのか考えながら、読み進めてしまいますよね!

 

やっぱりこの小説は「角島青屋敷炎上事件」で生き残りが誰もいなく、事件の証言を取れなかったことがストーリーをより複雑にし、推理の幅が広がった原因かなと考えます。

 

でも自分で考察する隙も無く、さすがミステリーサークル!次々と事件に対する様々な意見が飛び交います。特に本土にいる島田キレキレすぎる!とても外部の人間とは思えないですね無気力 自分の親友まで客観的視点を持って疑える姿勢。さらに最後あやふやになって終わりましたが、ラストシーン、島田が守須を訪れる場面。あれは本当に守須が真犯人だと気づいていたのか。気づいたなら、いつから疑っていたのか。再読しなくてはと思わせる終わり方でした煽り

 

 

率直な結論の感想を言うと、ヴァン=守須!?っていうのが何よりも驚きました。

本土での登場回数も多かったし、島でも病気とは言え登場シーンが多かったので、2重生活をしてるとは1ミリも想像できなかったです。

言い訳:①p18 サークルメンバーが島へ船で向かう際、初老の漁師が「島の向こう側は潮がきつくて、どの船も避ける」と言っていたことから、1人で船で行けるという発想が消えた。

②p20 島の形が絶壁で入江は1つ。と記載があり、サークルメンバーも島を入念に探索し、外部侵入は難しいという判断をしていたため。

③p26ヴァン初登場シーンで7人目の仲間、と記載されていることから、すでにミステリー小説を辞めた守須とのリンクが断たれた。

④守須と江南が相棒のような存在で、江南がサークルを辞めたとあることから、勝手に守須も辞めたのかと思ってしまった。

↑行き過ぎた想像力、先入観って怖いですねキョロキョロ

(あとからp246でモーターボードで行けるって書いてあるわーってなりました)

 

私も少しは携帯にメモをしながら考察をしながら読んでいて、

p275では 「ヴァン 2重人格説」 「7人の内誰かが、千織の恋人or親族」を疑っているとメモしてました。私、優秀?口笛(殴

 

 

不思議ポイント

やっぱりミステリー小説は自分の考察もあるが故に納得のいかないポイントも出てきてしまいますてへぺろ

 

①和枝夫人の左手

中島和枝の左手を切り落とし、弟:紅次郎に送ったということ。

全ては青司の嫉妬が、自分でも今のままでは生きてはいられない(p297)と感じるほど嫉妬に狂っていた、と言われてしまえば納得せざるを得ないんですが、

本当に愛していた人の左手を切り落とすでしょうか?

さらに愛しい人の一部を浮気相手に送り付けるでしょうか?

全てを自分のものにしたいのでは?と思う私は正常の域を抜けていないからでしょうか?

このページで真相が分かるまでは、左手が何のために切り落とされたのか、ずっと謎でした。

私は推測では左手は隠されたのだと思っていました。事件の真相解明に繋がるなにか証拠になりうるものだと考えたからです。

 

②殺害の音 オルツィ

オルツィはみんなが自室にいる段階で絞殺され、さらに左手も切り落とされていました。

p271でカーの左手を切るといった行為の物音だけでもアガサは気づいた。

一方オルツィは絞殺。ヴァンは犯人だとして、ポウは気づかなかったのでしょうか?

(これもまだ一人目の殺人で、物音がしてもまさか殺されている物音とは直結しないかもしれませんが)

 

③カーの左手は浴室に、オルツィの捜索には至らなかったのか

この本を通して長らくの謎の一つとして左手の行方がありました。

そんな中、角島事件を彷彿とさせるかのように、オルツィとカーの左手も切り落とされていました。

きりおとした理由は何なのか、なぜカーのは浴室に、オルツィのは見つからないのか、

せめてエラリィなら注目してくれても良かったのでは!?と思ってしまいました。

本当にあの指輪が見つかれば、青司生存説から離れ、もう少し早く真相にたどり着けたのでは?と思ってしまいますね。

 

④部屋に死体を放置

事件が起きるたび、ちゃんとしたいを部屋に戻す行為については、初めから驚きました。

1週間は島を出られないことが分かっているのに、死体を部屋に置いておく!?

死体が隣室にある状態で寝られる登場人物の心情が理解できませんでした。(笑)

腐敗臭やばくないんですかね?これは全て館と一緒に焼くための仕方のないことなのか、、

 

⑤島田と江南 島を見るだけ(p244)

島で起きている事件を知る読者としては、かなりもやもやしたシーンだったのではないでしょうか?(笑)

島田と江南の推理は進み、島でなにかしら起きているかもしれない。まだ青司生きてる説有効。さらにサークルメンバーを船で渡した若者がいる。くーーー!ここは持ち前の後先考えずでとりあえず事件を調べに島に行ってほしかったですね~

 

 

 

  まとめ

 

ここまで一読目での感想を書いていきましたが、自分でも書いていながら、読み落としによる自分の理解が間違っていたことがかなりありました驚きガーン

 

さらっとしたセリフが伏線になっていることが多いので、2週目はどこが伏線なのか、ミスリードなのか考えながら読み直したいなと思いました。ここかなーって分かったら、随時書いていきたいと思います!

 

もし私が書いた感想で、それは○○ページに書いてありましたよー!っていうものがあれば、ぜひ教えてください!

 

 

 

  伏線

 

守須の伏線

①p26 妙にしわがれた声

 

②p69 ヴァン体調悪化

   自室に鍵をかける

   体調が悪いにも関わらず、騒音は気にならないと言う。

 

③p107 守須が手書きを受け取ったときの心情を描く場面。

   (ここもズルすぎる~!誰と話している訳でもなく、心の中のことなのに、手書きを知らぬふりをする書き方はズルい!

せめて守須が手紙を不思議がるシーンはカットなら疑えたかも?(笑))

 

④p108  「いがらっぽい喉に煙がしみた」

    (脱水症状ならそりゃ、たばこもしみますよね。)

 

⑤p115 ・つてが出来て6人は角島に行ったと濁している。

    (お前やろー!!物申す

        ・角島事件の方ももうちょっと突っ込んでみては?

 p117 絵を描きに行っていて、日中はコンタクトとれない

 

 p124 腫れぼったい瞼に指を押しつける

 

 p146 カーの推理

     ヴァンが殺人犯なのではと疑うシーン

    (そうだ!その通りなのだ、しかしヴァンはこの曲者ミステリーサークルの中では好青年に映ってしまう、、)

 

 p181 4杯目の紅茶を淹れた

 

p201 オルツィの死後なんとか島を脱出しようとする皆の意見 

    に否定的

 

p264 所持品調査に否定的

   (アガサに救われるシーンがいくつかありますね)

 

p306 角島の崖から波に揺れる白い糸を見る

 

p309 肩こり・関節の痛みなどの肉体的疲労

   

(小さな島にいるだけなのに?と読書中疑問でした)

 

p342 アガサが死んだときの口紅の色が違うことに気づく

  (自身の本当の推理を織り交ぜることで、馴染んでいますね)

 

 

 

 

 

 

 

オルツィ殺害の伏線

①p44オルツィがはめている指輪を誰から貰ったか話を濁し、その直後に千織への罪の意識が描かれている

 

アガサ殺害の伏線

①p34 ローズピンクの唇

 

紅次郎の伏線

①p81 紅次郎の家の様子が描かれたシーンで、いやに詳しく生垣に咲く花の種類が書かれている。

(藤の花を書かなかったのはズルいですね~笑 書かれても伏線に気づけないと思いますが)

 

②p86  青司は焼死で顔が確認できなかったにも関わらず、青司の死はありえないと、はっきりと言った。

 

③p162 吉川政子の発言

    ・青司は子どもが好きではなかった

    ・紅次郎は島に寄り付かなくなった

 

p165 紅次郎不在(居留守)

 

 

島田が犯人に気づく伏線

p247 エンジンボートなら本土から角島にも行けることを知る

 

 

 

 

「余命10年」 小坂流加 著

2022年07日04日 読了

 

簡単なあらすじ

まだ治療法のない難病を患った主人公、短大生の茉莉。

その病気にかかり10年以上生きた事例がないことから、実質の余命宣告を受ける。

退院後は、なるべく生への執着が生まれないよう新たに見つけた趣味に没頭するが、

地元の同窓会で、もうすることはないと思っていた恋を見つけてしまう。

 

 

~ ~ ~ ~ ~  ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

感想

(※ここからはネタバレを含みます)

 

読んで一言、泣くって分かってたけど、想像以上に涙が止まりませんでした悲しい

翌日目パンパンに腫らして出勤しました(笑)

 

 

小説の内容について感想

 

この小説は茉莉の心情を詳細に描いていたからこそ、深く感情移入ができたのかなと思いました。小説全体を通して「嫉妬」という感情が一番強く感じられたなと思いました。余命宣告を受けている自分(茉莉)に対し、日々の日常に不満を言う友人達への嫉妬。自分はもう死ぬのに、同じ病気を抱えていてもまだ本当の辛さを知らない病院友達への嫉妬。そしていつも自分の上を行く姉への嫉妬。

人前では死を受け入れて、明るく平然を装っている茉莉ですが、実際は誰よりも死ぬのが怖く、生きたいと願っているのが感じられました。

 

そしてこの系統での小説の王道で、私は勝手に和人と茉莉は最後まで結ばれるものかと思っていました。しかし茉莉のプライドの高さ・強さから和人に別れを告げる展開に驚きました。本当はずっと一緒にいたかったという寂しさが、小説の終盤、病室に一人でいる場面で心情が描かれており、茉莉の強い人間性に驚きました。

 

 

長くなりましたが、1冊の小説とは思えぬほど感じるものがあまりに多く、読む人によって考えさせられることが異なるのではないかと思います。ぜひ一度お手に取っていただきたい小説だなと思いましたえーん

 

 

 

この小説から私が学べたことは2つあって、

 

まず一つ目は「生」について。

私は割と、あまり長く生きなくてもいいかな~、元気な内に終わってもいいかな~

なんて、軽く思っていました。

 

だけど茉莉ちゃんの生き方を見ていて、余命十年だったら、最後の2年は闘病生活になるし、それまでにも死ぬための身の回りの整理をしなくてはいけない辛さを考えたら、人間何歳になっても大切なものは沢山あって、死ぬときに心残りなく綺麗に死ねることってなかなか無いんだなと、現実を知らされました。だから今をもう少しだけ丁寧に、心残りをなるべく作らないように、感謝を沢山口にしながら生きていきたいなと思いました。

 

 

そして2つ目は「元気な内に挑戦しろ」です。

茉莉ちゃんには小学生の頃からの夢があって、実力もあった。

長年それをやることはなかったけど、みんなからの後押しもあり、漫画を描く・衣装を作ることに挑戦し、自分の居場所を見つけることが出来ていました。

 

今の私は20代前半の社会人で、大半の人が当たり前と考えるように、大学を卒業して就職をしました。 今だけを見ていたら特に生活に不満はないけど、私は人生で海外の色んなところに旅行に行きたいと思っています。一方で今の会社は長期休暇をとれるような場所ではありません。自分のやりたいことを後回しにして、仕事ばかりをしててもいいのか。両立できる環境はないのか。改めて自分の人生設計を考える機会になりました。