『難儀な性格やで』
と思う。
思うがしかし、変わらない/変えられない。

この一年ちょいで何人か確かにいた、
『かわゆす♪』
と心が動いたにゃんこ。
しかしその度思い出す、客人の事。
何もかもがピタリときた。貴女は間違いなく、オレの生活のかけがえのないワンピース、だった。貴女を失った悲しみが、どこかに刺さったまま抜けない。
だからどこかで恐れる。新しい出会いを。どうしても一歩踏み出せないでいる。
いっそ貴女が夢の中で言ってくれたなら、
『忘れて良いのよ』
と。
そうしたら、少しは気が楽になるだろうか?むしろ、その言葉に甘えるのはどうなん?と考えちゃうだろう。

だから自分でも思うのだ、
『難儀な(ある意味めんどくせえ)やっちゃなあ』
と。