手術のこと | 少年記 コウ オフィシャルブログ「WORD BOUTIQUE」Powered by Ameba

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平素より少年記にご声援を賜り、誠にありがとうございます。
応援して頂いておりますファン、関係者の皆様に活動に関するご報告がございます。
Vo.コウが「慢性扁桃炎」の診断を受け、3月14日(土) 渋谷WWWワンマン公演後に手術を受ける事となりました。
喉の痛みと40度近い高熱の併発に時折悩まされておりました。
医師との相談の結果、今後の更なる活動の為に、扁桃腺の摘出手術を決断致しました。
復帰は4月9日の公演を予定しております。何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。
今後とも少年記に変わらぬご声援の程、宜しくお願い致します。
http://shounenki.jp/





公式の方で発表があった通り、扁桃腺の摘出手術の為、
少しばかりお休みを頂くことになりました。
と言っても4月9日から復帰するので、半月ばかりの期間。



扁桃腺との戦いは小さい頃からずっと続いていて、
もう本当に文字通り「慢性」というか、自分にとっては当たり前のことでした。

疲労や急激な気温の変化、また人ごみなど歩いた時には、
決まって次の日には高熱が出たり。
喘息も患っていて、扁桃炎と喘息が併発した日にはもう地獄のようで。

少しでも免疫力を高める為、小さな頃からサッカーを始めて。
それでも周りの皆のようにはうまくいかなかった。



ただ、
スポーツは大好きだったけど、それと同じくらい、歌うことや、絵を描いたり物語を描いたりすることが大好きだった。

音楽と出会ったのは中学生くらいかな、母親のアコギを触って、弾いてみて。
路上ライブなんてしてみたりして。
すごく楽しかった。
その内に自分で曲を描いてみるようになって。
サッカーでどんどん結果を残してく同級生達を見て、自分も何かできるようにならなきゃって。



都会に出るようになって、

バンドというものに出会って初めて関わったのが怜とeikiだった。
初めて会った時、何かよくわかんないけどすげーかっこよく見えたんだよな、何かよくわかんないけど 笑

バンドのこと、色々教えてもらったんだ。
今思えば、二人も大して何も知らなかったんだろうけど、笑
それでも、あの時の俺にとっては充分すぎるくらい、たくさんの刺激をもらったんだよ。

それから単身上京して、Naoと出会って。
最初はたまに連絡とるくらいだったんだけど、熱い男だなって。



上京してしばらく経って。その時はもう3人とはほとんど連絡をとってなかった時。
歌はそれなりに続けていたんだけど、一度全部失いかけた時があったんだ。
周りの人間関係も、住んでるところも追い出されるんじゃないかってくらいの。
言ってしまえば、自分をサポートしてくれる人間は誰一人としていなくなってしまった。

その時に初めて気付いたんだ。
俺は一人じゃ何も出来ない、って。

そこからは死にもの狂いで頑張ってたと思う。
そしてそれと同時に、自分の中で具体化していった。
夢、というか、自分の中にある確かなもの。

不思議と、そのタイミングでこの4人がまた巡り会ったんだよね。


…って、自分語りが少し過ぎてしまったね。








そうやって、初めて心の底から本気で挑んだバンド。
それが少年記だった。
右も左もわからなかったけど、とにかく本気だ、それは今でも。

今の事務所でお世話になるようになって、更に音楽に取り組める環境を与えてくれた。
それと同時に、もっともっと少年記としてライブ活動などを展開してゆけるようになった。
それはとても幸せなことだと思った。

ただ、稼働が増えれば増えるほど、全部喉にきて。
それでもそんなことは表に出すまいと、どこか意地になっている部分があったのかもしれない。



40度の熱の状態でライブをしたことも何度かあった。
だけど不思議とやり切れるものなんだ、皆を見ていると。

機材車の中で本番前まで毛布に包まって、自分でも本番動けるのか不安になってきて。
それでも大丈夫だったんだ。皆の力のおかげだった。僕は本当に幸せだ。



去年の11月、入院することになって。
そんな重体ってわけでもないのに、だけどそれ故に本当に悔しかった。
自分はやれるんだって、ずっと思ってた。
当日、Naoに肩を貸してもらいながら病院に移動した時、
「何度治しても、どうしてすぐに復活するんだ!」と叫んで、皆に迷惑をかけたのを覚えてる。

なかなか担当医が来てくれなくて、それでも一緒に待ち続けてくれた、怜ちゃんやスタッフさんのことを覚えてる。
俺がいないライブを、どのバンドよりも盛り上げてくれた皆のことを覚えてる。
たくさんのメッセージや、手紙や差し入れをくれた皆のことを覚えてる。

悔しさや情けなさで、倒れる度に泣いてばっかりだった自分のことを覚えてる。


そして去年の12月、手術することを決意したんだ。
長年苦しんできた一つの原因に決着をつけにいくこと。
扁桃腺自体は声帯とはまた別の場所にあるもので、
今回の手術はこれからの活動に危機をもたらすようなことではないから、どうか安心して。

自分の場合は、扁桃腺を摘出しても完全に身体を壊さないわけではないけど、
それでも今よりかは幾分ましになると思う。


今現在、体調自体は全然良好です。
沢山のメッセージありがとう。俺は元気です。

自分にとっては、目前にある渋谷WWWでのワンマンが今現在の最大の目標です。
もちろんその後にもたくさん決まっていることがあるし、まだまだ先へ進んでいくと心に決めている。
手術はその為の通過点、いわば自分の更なる強化手術だと思って、
(ちょっと大げさ 笑)
頑張って行ってこようと思います。

まずは来週末にせまった渋谷WWW。
最高の形で皆に見せてあげたいし、皆と創り上げたい。
だから何も心配せずについてきてほしい。




歌には不思議な力がある。それこそ魔法のような。

それは僕が歌というものに出会って、
初めて感じた奇跡のようなものだ。
何言ってるの、と思う人もいるだろうけど、それで構わない。

瞬間的にステージは異空間にすることが出来る。絶対に。



僕は歌える。これからも歌う。









僕が声を張り上げ、涙を流しながら歌っているとき、
それを皆が一緒に口ずさんでいてくれたのなら、
それよりも幸せなことなんてない。















2015年3月14日(土) 渋谷WWW
少年記 LIVE GATE
『少年、伍つの業、白き孔雀への背反』
http://shounenki.jp/


















【LIVE SCHEDULE】
・3/14(土)渋谷WWW(ワンマンライブ)
・4/9(木)Birth Shinjuku
・4/13(月)大阪・心斎橋SUNHALL
・5/9(土)渋谷REX
・5/17(日)KANSAI ROCK SUMMIT'15 EXPLOSION CIRCUIT
【全7会場】・Music Club JANUS ・OSAKA MUSE ・心斎橋LIVE HOUSE Pangea ・AMERICA-MURA FANJ-twice ・心斎橋club ALIVE ・アメリカ村CLAPPER ・心斎橋CLUB DROP
・5/30(土)umeda AKASO
・8/7(金)OSAKA MUSE