Vivi e lascia vivere. -8ページ目

Vivi e lascia vivere.

林檎は「赤い」
その「赤」は皆同じ「赤」ではない
俺の「赤」と貴方の「赤」が違う色だというのに
どうして一つの「赤」にまとめようとするのだろうか


 改めて、人に恵まれていると感じます。



 永久です。



 暇は悪だと思います。未だにそう思います。

 暇だと思考が悪い方へ悪い方へ向いてしまうから。あと金を使うから。

 なので出来るだけ暇な時間が無いように、常に何かしていられるように、計画を立てるようにしました。

 俺が計画を立てるとは──。驚きだ。両親も驚いています。

 しかしまあ、このお陰で最近は充実していると思います。テレビでも笑います。見始めると面白い。ホラーは特に面白い。

 怖いけれど、よくそんな所から出るよなあ、と。毎回、幽霊の出現に感動します。

 振り向いたら居なくて、ホッとして前を見ると居たー、っていう時代は終わったんですね。

 振り向いたら居なくて、ホッとして右回りに回るその背後に映るー、みたいな。そんなんなんですね。(説明し難いな)

 まあ、怖いのでこれ以上は触れないで置こう。一応ビビりなので。見えたら失禁すると思う。


 それから、映画を見ました。ルーシー。

 面白かったですよ。でも最後の方は、わーって感じでした。あんまり言うとネタバレになるからなあ──。

 最後の方に書こう。


 それで、一人で映画を見て、アニメイトに寄って、さあ帰ろうと思った時に、偶然、専門学校に通っていた時の知り合いに会いました。

 通っていたといっても、四ヶ月ほどですけど。

 熊本市内を歩いていたら、不意に名前を呼ばれて、ひっ!みたいな悲鳴を上げながら振り返ったらそいつが居ました。

 仲が良かった、というか。帰り道が同じでよく話していたので、其処までの緊張は無く、おー、久しぶりーみたいな感じで色々と立ち話をしていたら、飯でも食わないかと誘われ。

 正直早く帰って買ったBL本を読みたかったので、冗談で「うなぎ食いたい」と言ったら、マジでうなぎ食わせてくれました。しかも奢ってくれました。本当ごめん、なんか。

 いや、俺払うって言いましたよ、勿論。ニートだけと払う所は払うわ! でも結局奢られました──。本当、ごめんなさい、ありがとう。

 うなぎ、久しぶりに食べたので美味しかったです。あと善哉もあって、このお店の善哉の白玉がもう吃驚するほど柔らかくて感動しました。何なんだあの白玉善哉。美味かった。でも甘党なのでもう少し甘くても良かった。




 うなぎも写真撮ろうと思ったんですが、もう途中まで食べた後に思い出したので、撮りませんでした。食いかけは流石になあw

 しおこんぶ、うまかった。


 食べながら色々話しました。今の事も昔のことも。

 彼は今、臨床工学技士として病院で働いているそうで。まあ、大変だと愚痴ってくれました。

 そりゃあ、人様の健康を治す為の仕事なんだから──人工透析とか──大変だろうよ、と言ったら、それ以上に高齢者とのコミュニケーションが取れなくて大変だと言ってました。どうやら高齢者との会話は苦手みたいでした。同じ事何回も繰り返すとか。

 俺はどちらかと言うと高齢者の方と話す方が好きなので、逆に若者と話せるそいつが羨ましかったです。

 それから学校に通っていた時の話になって。

 其処には少ししか通っていなかったのに思い返すと色々出てきた事に驚きました。

 学校の文化祭のこととか、テストのこととか(テストだって事忘れてて普通に電車で学校向かってたら、学校から電話が来て、「皆が永久さんは今日がテストだって事絶対忘れてるって言ってますけど、どうなんですか?」って訊かれて素直に答えたら、先生苦笑してた。超覚えてる。鼻でふって笑ってた。で後から学校行って皆に頭下げた)

 電車待ってたら、変な人に話しかけられた事とか(そいつに助けを求めたら逃げやがった) 送迎バスに乗り遅れてそいつと一緒に駅まで歩いた事とか(猛暑で死にそうだった)

 何か色々あったなあと。そういうのがあって、少しの間だけだったけども創れて良かったなと。そう思いました。

 あと、俺のあげた白衣を着てたら担当の先生に俺の名前で覚えられてたってのには爆笑しました。俺居ないのに「永久君」って呼ばれたらしい。マジで勘弁してほしい、辞めたのに恥ずかしすぎるわ。


 なんだかんだで楽しかったです。俺がニートだって言った時、だろうな、そんな気がしたって言われて苦笑いしか出来ませんでした。雰囲気で出るもんなんだろうか。

 でも凄く励まされました。頑張れ、じゃなくて。色々アドバイス貰ったし。こんな仕事がしたい、と言ったらじゃあその仕事は何でしたいのかとか、その仕事に就いて何を得られるのかとか。面接みたいになってたな。というか、珈琲専門店で働いてみたいんだよなあ、って言ったら全力で叩かれてちょっと引いたw 悪いけど。 お前持病あんだから飲み過ぎたらだめだろ、とか。さすが病院勤務、俺の病気のことも知ってんんだなあって感心した反面、余計な事言えんなあ、と。二倍で返ってくるからな。恐ろしい。


 最近はこうして学生時代の友人と話す機会があり──地元に居るせいだろうが──、皆、色んな人生歩んでるんだなあと、勉強になります。

 俺も、彼に言われたように、何が自分にあっているのか、その仕事で何がしたいのか、考えながら早く仕事を見つけられると良いな。──といっても範囲限られるんだが、まあいいや。兎に角、引越し準備だ。早く荷物を実家に運ばないと。

 

 引越し費用が勿体無いということで、今度両親と共に湯布院へ行き、引越しもかねた観光をする予定です。まあ、ゆっくり、は出来ないけれども。雀の涙程度の俺の貯金で、両親を温泉に入れてあげよう。何処が良いかな。あとはそうだな。湯布院──……、馬車にでも乗せてやろう。



 


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 ルーシーのこと、忘れてたw






 ヤフーの映画評価は星3つ。妥当だと思う。 エンディングに向かうにつれて、面白さが半減していった感じ。

 最初は面白かった。哲学的な話も面白かったし、ルーシーが覚醒していくシーンはCGも良く出来てたし脳の使用範囲拡大と比例して人間としての心を失っていく様子もきちんと描かれていて目が離せなかった。

 ルーシーが10%程脳を使えるようになって、病院で腹部の薬を取り出す際に母親に電話するシーンで一番号泣したのは俺だと思うww ぼろ泣きww 自分でもよく泣くなと驚いたくらい。 そのシーンが終わった後のハンカチびしょ濡れだった。

 全体的に面白かったけれども、最後がな、って感じ。

 最終的に脳を100%使用できるようになって、この世の全知識を理解把握し、それを後世に残そうとして、口からウボァーって情報を吐き出すシーンには笑った。まさかの口かよw みたいな。

 戦闘シーンも、銃撃が主で、ルーシーの超能力的な力はあまり活用されてなかったし、銃もサイレンサーでぱんぱーんって感じだったし──でもサイレンサーの作りはきちんとしてた──。もう少しこう、超能力的な力が見たかったなあ。と、思います。でも見れて良かった。

 エンディングはどういう意味なんだろうか。何故ルーシーは消えたのだろう。

 見終わった後に観客と一緒に映画館から退室していると、カップルが「あれ、ルーシーは結局猿になっちゃったんだよね!」とか言ってたけど、俺違うと思うんだよなあ。

 物が超高速で動けば、次第に物の形は消え、それは時となる、ってルーシーが言ってて。

 つまり、ルーシーは覚醒したことで色んな時代に行ける程の超移動、超高速をしてたから、結局姿が無くなってしまったんじゃないかと。そうして最後「私はすぐそこにいる」的なメッセージを残したのは、彼女が時、時間になったからなんじゃないか、と。そう考えたんだがどうだろう。やっぱり最初と最後は同じって意味なのかなあ。分からん。最初の人類の名はルーシーって言ってるしなあ。そういう意味なんかなあ。