3年経った | クラウドプロダクションのブログ

3年経った

今回は、かなり個人的な回顧録です。舟井です。

個人的に凄く好きなトリックスター的なスタッフが体調的な諸事情により,離れてしまって、悲しい最近の我々です。

トリックスター兼クレイジーで、いつも悪いことを頭の端で考えている素敵な人。
スパイスで言えば、ベイリーフやカフィアライムみたいに新しい風味と可能性を与えてくれる。
音楽のミックスで言うと、コンプレッサーのrelease設定の様に、圧縮した原音の持ち味の出し方のバリエーションを提供してくれる。
自転車で言えば、ピストみたいに一辺倒に突っ込んじゃう。

こんな人はそうはいない。


ま、そんなタイミングもあって久々日記っぽいことを。

思えば3年前、所属していた会社を飛び出しまして。
それから暫くして心の赴くままにやろうと決意の筆をとり、フリーランサーとして2年間、なんとか音楽の仕事とwebの仕事を頂きながら存命。

今年の3月に、法人組織化して9ヶ月程経ちました。

元々「3年」というのを自分の中の節目に決めてました。

自分のやり方で「3年」間、食えないならば、その道は諦めようと。

まさかその3年の途中で法人化をする事になるとは思わなかったですが。。。
「なんで会社をはじめたの?」「どんな仕事をしてるの?」と聞かれることも多いのでまずはその辺を纏めておきたいと思います。

それは、一番の理由は自分みたいなフリーでなんとか食ってる人はそれなりにいるんだけど、
一匹狼達が協力し合えばもっとたくさんの技術や企画、文化の提供が可能になるのでは? というふつふつと湧いていた思い。

一匹狼のデメリットとして、完全に個人のノマドワーカー(固定のオフィスを持たないでどこでもマイオフィス化してノートPC等でさっそうと仕事をする人達)やsoho(自宅件事務所で仕事をする人たち)の形で仕事を受注しているとかなりロスする部分もある。

この場合のロスっていうのは、仕事を発生させる場合の受注者側の社会的信頼性等から換算される効率性・生産性的なロス。コネが無い,無くなった, 新規でやるしかない場合の仕事を得るまでの労力的ロス。

このロスに気づきながらも、自分自身の価値観を変える必要を感じない人は、フリーランサーを
続けてゆく。
私の場合は、そのやり方は、比較的景気の良い現在の日本だから出来たんだろうな、
と思うし、何故か以前のサラリーマン時代からそういった人物との出会いに恵まれてきたので、よっぽど稼げて名前が通るくらい有名になったとしてもこれから先は「生存率が低い」という見通しを感じてしまった。

フリーランサーのクリエイト力の問題というよりは、日本(もはや世界的に)における社会情勢と、仕事への技術評価=仕事単価の変化っぷり=消費する物価の単価の下降っぷり、で想像は出来る。
それでも最近新たに面談したかたでも、相当「売れて」らっしゃるクリエーターさんも勿論いる、なので、基本的に「傾向」の話ではあります。

まあ云々カンヌン理屈は長くなるので省略しますが、そういった背景を踏まえて会社を作った理由。

一つ目は、「仕事の受け皿は, 専門的であっても, 見た感じ広いほうがよい」

二つ目は、「気持ちの拠り所」「芯」「心の掟」
(ノマド等のフリーランサーは特に心との戦いが意外に大きい部分です。なまじ自由なだけに締め方が肝心。なによりも、それを決める事から自分たちで一からやるという行動がプリミティブなクリエイティブで心が強くなる。 )

三つ目は、「これまで好きでやって来た音楽やwebの制作や開発をより一層、一つの集合体として深く探求することが出来る。」



特に資金や物質的な環境面もかなり乏しい中立ち上げてしまったので、色々なことを周りにも言われたけど、マトモな事務所や安定した給料が「今すぐに」欲しければ既に安定している(安定しそうな)、会社に就職した方が良い。そしてそういう人生が良かったなら、突然上京や脱サラなんてしなかったし、仲間を巻き添え食らわさなかったし、そんな後悔だけはしたく無い。 

まあ、そんな資金の準備もなく起業しちゃったのか? と言われたらそれまでですが、とにかく私の人生自体が ”思いついたら実行してみること” で成り立っているから、準備のないこと自体は毎回の事。

自分の性格はそう簡単には変わらないだろうから、それは活かすしかない。
でも時代背景というのはどんどん変わるし、今なんて産まれた頃から色々なことが変わりすぎて予想どうり生きてこれた人なんていないんじゃないだろうか。
ということは、「強く自分であれ」、「縛られるな」、そういう事になってくるのかなとか、そう考えました。

ずっと普通になりたかった自分と仲間達が、ついに普通を諦めた瞬間の一つでもある、とも言えます。
あと、仲間って言語が好きです。 自分の音楽の営業はした事ないし、これからもする気はないけど、ウチのスタッフの為の営業ならいくらでも出来る。 

仲間が誰かってことよりも、私が仲間フェチともいえるかな笑 自分より仲間の方が堂々と外に出せる。育った環境のせいか、私は自分を常に否定してしまう。それなのに自分で全部決めたくなる様なワガママ野郎なのです。困ったことに。
それでもそれを肯定しながら生きていく為には、こういう生き方しかなかったのかもしれません。


その芯を失わない法的な人格, そういう気持ちで「クラウドプロダクション」という"法的な人格"を作った。


クラウドプロダクションの企業理念

・我々の技術を社会へ還元する
・古い概念新しい概念を疑い 求められる本質を見極める
・常に目標からの逆算視点を怠らない

まあモチロン、未だ大きな成果を上げてるわけでもないので、本当の"レシピ"は書けませんが。
自分の心の記憶も兼ねて。

それにしても書き始めたらやっぱり長くなってしまったので、仕事の内容は又次回に。。パー