北朝鮮の武装船、中国漁船3隻拿捕…29人拘束
読売新聞5月17日(木)7時34分
【瀋陽=竹内誠一郎】16日付中国各紙によると、黄海で操業していた中国漁船3隻が8日、北朝鮮当局とみられる武装船に拿捕 ( だほ )され、乗組員29人が拘束された。
拿捕されたのは、遼寧省大連を拠点とする底引き網漁船団4隻のうち3隻で、中国の領海内で操業していたという。北朝鮮船の所属部門は不明。乗組員29人は拘束されたままで、中朝間で事態解決へ向けた協議に入っているとみられる。
一方、漁船団の関係者と名乗る男性が15日、ネットの掲示板に同様の情報を伝えた上で、「北朝鮮側が1隻あたり40万元(約500万円)の保釈金を要求してきた」と書き込んでいた。この男性は16日、本紙の電話取材に応じ、「地元の海事当局に解決を求めているが、『北朝鮮側と協議中』と回答するだけで、今のところ進展はない」と語った。
韓国 実は領海侵犯の中国人を年間5000人以上拘束している
※週刊ポスト2010年10月1日号
尖閣諸島付近で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突した事件で、日本は船員14人を帰国させ、船長も処分保留で釈放。一方の中国は建設会社フジタの日本人社員4人を「軍事管理区域侵入した違法に軍事施設をビデオ撮影した」との理由で拘束。日本の弱腰外交が報道されているが、東海大学海洋学部教授で海上保安体制や海賊問題に詳しい山田吉彦氏は「韓国では中国人を年間5000人以上拘束している」という中韓事情を明かす。以下、山田教授の解説。
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こうした領海、EEZ(排他的経済水域)侵犯行為の標的は日本だけではない。中国沿岸で東シナ海以上に海洋汚染が深刻なのが黄海である。そのため中国漁船は黄海を南下して韓国のEEZ内、さらには領海内に侵入を繰り返している。
それに対して韓国の海洋警察庁(日本の海上保安庁に相当)は、中国の密漁船に対して強硬策で臨み、壮絶な“海戦”を繰り広げている。
こうした領海、EEZ(排他的経済水域)侵犯行為の標的は日本だけではない。中国沿岸で東シナ海以上に海洋汚染が深刻なのが黄海である。そのため中国漁船は黄海を南下して韓国のEEZ内、さらには領海内に侵入を繰り返している。
それに対して韓国の海洋警察庁(日本の海上保安庁に相当)は、中国の密漁船に対して強硬策で臨み、壮絶な“海戦”を繰り広げている。
韓国当局は毎年、約500隻の中国船を拿捕し、身柄を拘束した中国漁民は04年以降で約3万人。年間にして5000人以上である。韓国に拿捕された漁船は3000万-5000万ウォン(約210万-350万円)の罰金を科され、支払わない場合は乗組員が韓国国内で収監される。
昨年9月には、中国密漁船に乗り込もうとした韓国の海洋警察庁職員が、海に転落して死亡する事故が起きた。海洋警察庁の担当者は、「『抵抗する中国漁船には銃器の使用も認める』との指示も出ており、一人たりとも逃さない」と息巻いていた。
あの元海保職員の一色氏も日本の現行法でも漁網等の漁具を差し押さえするだけで、漁師に莫大な損害を与える事ができると言っている。歴史問題とこの尖閣諸島の件はまるで別件だ。領海侵犯している漁船に対し、日本は中国の漁民を説得しているというが、拿捕して、莫大な保釈金を中国に請求してもどの国も不思議に思わないだろう。中国は言いがかりで尖閣諸島の領有を主張している。まともに扱うのは
中国の思うつぼになる。尖閣諸島付近の中国漁船や軍を日本の自衛隊が追い払っても、世界のどの国(中国自身も含む)も当然の行動だと思うだろう。法改正で危険を察知したら、先制攻撃も可能にしておくべきだ。それも早急に。