学習指導要領は、学校教育法等に基づき、全国的に一定の教育水準を担保
する観点から文部科学大臣が公示する教育課程編成の基準であり、法的拘
束力を持っています。従って、示された内容は全ての子どもに確実に指導
しなければなりません。
各学校においては、法令及び学習指導要領に基づき、校長の権限と責任の下、全教職員が協力しあって、創意工夫を生かした教育課程を編成する必要があります。
一部には、こうした法的前提を抜きにして、「各学校には教育課程の自主
各学校においては、法令及び学習指導要領に基づき、校長の権限と責任の下、全教職員が協力しあって、創意工夫を生かした教育課程を編成する必要があります。
一部には、こうした法的前提を抜きにして、「各学校には教育課程の自主
編成権がある」との見解がありますが、根拠を欠く主張です。
学習指導要領は、改訂を重ねて大綱化が進んでおり、各学校の創意工夫を
十分に生かせるものとなっています。また、各学年の目標や内容の趣旨を
逸脱したり、子どもの過重負担とならない範囲で、示されていない内容を
加えて指導することもできます。
また、地域や学校の実態を踏まえれば、例外的に、学習指導要領によらな
い教育課程も必要になるかもしれません。このような場合に備えて、研究
開発学校等の制度もありますが、特別の教育課程の編成になるため、必要
な手続きを踏んで、きちんと説明責任を果たす必要があります。
関係法令等
[学校教育法33条]
小学校の教育課程に関する事項は、第二十九条及び第三十条の規定に従い、文部科学大臣が定める。
[学校教育法37条第4項]
校長は校務をつかさどり、所属職員を監督する。
【学校教育法施行規則 第52条】
小学校の教育課程については、この節に定めるもののほか、教育課程の基準として文部科学大臣が別に公示する小学校学習指導要領によるものとする。
※ 中学校、高等学校、特別支援学校についても同様の規定があります。
【学習指導要領総則第1-1】
各学校においては,教育基本法及び学校教育法その他の法令並びにこの章以下に示すところに従い,児童の人間として調和のとれた育成を目指し,地域や学校の実態及び児童の心身の発達の段階や特性を十分考慮して,適切な教育課程を編成するものとし,これらに掲げる目標を達成するよう教育を行うものとする。
【最高裁判例(伝習館高校事件) 平成2年】
「高等学校学習指導要領…は法規としての性質を有するとした原審の判断は、正当として是認することができ、右学習指導要領の性質をそのように解することが憲法23条,26条に違反するものでないことは、最高裁昭和43年(あ)第1614号同51年5月21日大法廷判決の趣旨とするところである。」
※ 旭川学テ事件最高裁判決等においても学習指導要領の法規性が確認されています。
学習指導要領
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syokaisetsu/index.htm
(私は、文部省の味方ではありませんが、おかしな教師に対する抗議の根拠としてリーフレットや法令を知っておくことも重要と考えています)
このように、国としては学習指導要領を法的に拘束力があるものとしています。
「各学校には教育課程の自主編成権がある」・・おかしな組合を廃し校長の腕が振るえると言う意味では(自主編成権)を考えてもいい。先日日教組の活動報告を見たが自主編成権を日教組に渡したらとんでもない教育の現場ができあがると感じたので、自主編成権の譲渡は危険だ。
学習指導要領の総則のなかで
「道徳教育の目標として,伝統と文化を尊重し,それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛し,公共の精神を尊び,他国を尊重し国際社会の平和と発展や環境の保全に貢献する主体性ある日本人を育成することを追加し・・」を新しく加えており、愛国の精神、豊かな社会性を育もうとする意志がありますが。
他国の尊重では、十分すぎるほど尊重しており、かえって教育に対する干渉を許しているのが現状です。他国に対して毅然として真理を貫ける姿勢こそが日本の教育に求められていると思います。その他「尊王」教育が重要で、象徴天皇制ではありますが、天皇陛下・皇室を尊重する教育は是非加えてもらいたい点です。
国際社会の平和と発展の為には、国際情勢を見極め日本の領土の保全が結果として国際社会の平和にも寄与するとおもわれます。環境保全の貢献ですが、最近のポイ捨て等のマナーの悪化や使い捨て主義は反省しなければなりません。
その場合でも、マスコミに踊らされて右に倣えでは無く、一歩踏みとどまって自分のするべき行動を考えるべきでしょう。
また、食育と体力の向上を掲げていますが、学校給食の自校給食が廃止され、能率重視の方向へ向かっており、添加物や既製品に頼る昼食となり大変心配しております。やはり、経費はかかっても無農薬や出来合いの冷凍物を避け自校給食により調理する過程を学ばせる事が食育の原点だと思います。
体力の向上については、家庭でのテレビやゲームの時間を減らし、学校行事でもいいのですが、体育の素晴らしさを教える事が重要です。もちろん、家庭での運動は親の責務でありましょう。
次回も続きます・・