【ニューデリー=田北真樹子】インドが初の国産原子力潜水艦の進水式を行った。弾道ミサイルを搭載できる原潜の保有によって、陸海空からの核戦力を備え、核抑止力を強化することになる。インドは近年、新型戦略原潜の配備を進めるなど海軍戦力を増強する中国に対抗し、海軍の近代化を強く推進しており、原潜の保有もその一環だ。ただ、隣国のパキスタンが早くも、インド洋における軍事バランスを崩すものだと批判するなど、原潜の保有は、地域の安全保障環境と中印パ3カ国の軍事情勢に微妙な変化をもたらす可能性がある。
 「国家を守るためにあらゆる手段をつくし、世界の先端技術に後れを取らないようにすることが、われわれの義務だ」
 シン首相は26日、南部アンドラプラデシュ州ビシャカパトナムの海軍基地で行われた進水式でこう語った。原潜の名は「アリハント」。サンスクリット語で「敵を破壊する者」という意味だ。
 インド紙などによると、アリハントは排水量約5500トン、乗員は最大100人。潜航時の速度は時速30ノットで、90日間潜航し続けることが可能だ。アリハントには、現在開発中の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「K15」(推定射程700キロ)が12発装備される。ただ、原子炉などの試運転を経て、実戦配備は数年先とみられている。建造費は3000億ルピー(約5920億円)ともいわれる。
 アリハントは旧ソ連時代の原潜をモデルに、ロシア側の協力を得て建造されたという。インドはロシアとドイツ製のディーゼル潜水艦16隻を保有している。しかし、老朽化が進んでおり、1980年代に原潜の開発に着手し近代化を図っている。アリハントのほか、スコーペン型潜水艦6隻を建造中で、アリハントと同型の2隻も建造する計画だ。今年末にはロシアからアクラII級の原潜を10年契約でリースする。
 一方、アリハントについてパキスタン海軍報道官は27日、「インド洋周辺地域全体の安全保障の枠組みを危険にさらす波乱の第一歩だ」と非難。外務省は「(パキスタンは)自国を防衛し、南アジアの戦略的均衡を維持するため適切な手段を講じるだろう」との報道官声明を発表した。
 インドは「先制不使用」を核政策の基本とし、核の保有は抑止力との立場だ。しかし、パキスタンを刺激した原潜の保有は今後、南アジアにおける軍備増強の傾向にさらに拍車をかけそうだ。

中国の海軍力の増大に伴い、インド洋におけるインド海軍の優位性を保つため、弾道ミサイルが搭載できる原子力潜水艦により、核抑止力を高めるつもりだろう。オーストラリアも、中国海軍の脅威に備えて、海軍力を大幅に増大している。日本も足並みを揃えて、核開発に着手し、核抑止力の保持をするべきだ。台湾、フィリピン、インドネシア、インドの海軍と連携し中国包囲網を形成するべきだと思う。中国とベトナムの間で領有権争いのあるパラセル諸島とスプラトリー諸島は日本も領有していた事もあり、中国に実効支配させないように日本政府は対応をするべきだろう。日本の今の軍事予算では、日本のシーレーン上から中国海軍を排除できないと思われるので、防衛予算を少なくとも倍増するべきだろう。



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