北朝鮮による国際的な保険詐欺の実態
ワシントン・ポスト紙が報じる
金正日
 北朝鮮がこれまで国際的な「保険詐欺」を通じ、金正日(キム・ジョンイル)総書記のぜいたく品購入などに必要な巨額のドル資金を違法に収集してきた、と米紙ワシントン・ポストが18日報じた。
 同紙は北朝鮮の「朝鮮国営保険公社」で幹部を務めたキム・グァンジン氏の証言を基に、2003年2月に北朝鮮が外国の保険会社から受け取った2000万ドル(現在のレートで約19億3000万円、以下同じ)が大型かばん二つに詰められ、北京を経て金総書記に手渡されたと報じた。当時、シンガポールで2000万ドルの輸送過程を管理したというキム氏は、金総書記の誕生日(2月16日)に合わせ、スイスやフランス、オーストリアなどから現金の入ったかばんが届き、労働党中央委員会39号室に持ち込まれたことを明らかにした。
 キム氏が国営保険公社で働いていたときの年平均再保険請求の収入は5000万-6000万ドル(約48億2000万-57億9000万円)で、保険料納入後に残った金は金総書記のポケットに入っていたという。
 北朝鮮はこれまで国内で発生した運送事故や工場火災、洪水被害やほかの自然災害などを挙げて、外国の有名再保険会社から数億ドルを受け取った。これにより、国際保険市場では北朝鮮の再保険が要注意対象になっている、と同紙は報じた。
 ドイツのアリアンツやイギリスのロイドをはじめ一部再保険会社が、昨年北朝鮮が主張した2005年のヘリコプター墜落事故に対する補償要求に異議を唱えたことで、北朝鮮の保険詐欺の実態が明るみに出てきた。
 保険会社らは当時、ヘリコプター墜落事故が演出され、これに対する北朝鮮の裁判所の決定も意図的に操作されたものと主張した。しかし、ロンドンの裁判所で訴訟が進められ、北朝鮮側と示談した。北朝鮮はまた、ヘリコプター事故以外にも、06年には2件の列車事故と連絡船沈没など3件に対する保険金を請求した。だがこれは05年、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の北朝鮮口座凍結で、北朝鮮が現金不足に苦しんでいたため、と同紙は報じた。
 ブッシュ前政権当時、北朝鮮の違法活動を追跡したデイビッド・アッシャー氏は、「保険詐欺は北朝鮮最大の違法収入源の一つになっている」と語った。
 同紙の報道は、国連安全保障理事会が対北決議1874号を通じ対北制裁を進める中で出てきたもので、北朝鮮が国際保険詐欺を通じて金総書記の秘密資金を蓄積する慣行について、集中的に追跡することを示唆するものだ。
ワシントン=李河遠(イ・ハウォン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版より引用

北朝鮮の国家的保険金詐欺のようです。。保険会社も北朝鮮は要注意先で二度と保険に応じないほうがいい。国際社会も北朝鮮の保険金詐欺に警告を発する必要があると思う。

北朝鮮の違法な資金調達方法を古森義久さんのブログから抜粋すると・・・


①麻薬の密売②偽造紙幣の製造と密売、③禁制品の捕獲と密売、④外国犯罪組織と結んでのマネー・ローンダリング(資金洗浄)、⑤大量破壊兵器関連の違法な取引が上げられる。

対外的な犯罪行為による外貨収入は北朝鮮の輸出収入の40%をも占めるとみられる。麻薬は中国の吉林省より横行しており2004年に中国公安から警告を受けている。日本へも暴力団を通して大量の麻薬密売があり、第二の市場規模を誇る。アメリカドルの大量偽造、偽造外国たばこ(フィリップモリス、ロリランド、日本タバコなど)、サイの角や象の牙の違法捕獲と密売(ケニアで689キロ、ロシアで537キロ、98年にはフランスで576キロ)ダイヤモンドの違法収得と密輸、弾道ミサイルの製品や関連技術だけでなく、核兵器、化学兵器、生物兵器などの一部や関連技術で外貨を稼いでいる。その為北朝鮮船舶の臨検などを強化し、輸出国間の「拡散安全保障構想」(PSI)などの措置の強化が欠かせないし、流通ルートの解明が急がれる。日本でも近年では振り込め詐欺や融資保証詐欺、PCのフィッシング詐欺が横行している。北朝鮮の関与は不明だが、合法・違法を問わず聖域を無くし資金源をシャットアウトしてゆく必要があると思う。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/i/15/index1.htmlより抜粋


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