日ロ交渉に影響せず=不法占拠発言は「公式見解」-首相
5月30日19時18分配信 時事通信
麻生太郎首相は30日午後、「ロシアによる北方領土の不法占拠が続いている」とした先の自らの発言にロシア側が反発していることについて、「日本の公式見解だから、わたしが改めて言ったからといって、ごちゃごちゃするようなことはない」と述べ、日ロの平和条約締結交渉などに影響することはないとの認識を示した。横浜市内で記者団の質問に答えた。
首相は「北方4島への(旧)ソ連邦の不法占拠が続き、(サンフランシスコ講和条約が発効し)日本が独立した昭和27年からずっと同じことしか言っていない」と強調。7月のイタリアでの主要国首脳会議(サミット)の際に行われる予定の日ロ首脳会談への影響に関しても、「わたしとメドべージェフ大統領との間で、話がこじれることはない」と語った。
同大統領は29日、クレムリンで行われた日本の駐ロシア大使の信任状奉呈式で、首相発言を念頭に「クリール(千島)諸島に対するロシアの主権を疑問視するような日本のパートナーの企ては受け入れられない」と述べ、日本側を強くけん制した。
外交は相手から反発を受けるくらいの姿勢も時には大事だ。麻生首相はロシア大統領と話しが例えこじれようと、強硬な姿勢で貫くことが大事だ。ロシアの反発も外交交渉の一貫と考えた方がいい。