以下北海道新聞より
昨年5月12日の四川大地震で、最大の被害を出した中国・四川省綿陽市の北川県。死者・行方不明者は約2万人に上り、学校倒壊で多数の児童・生徒が犠牲になった。父母らは、「手抜き工事が原因」と訴えるが、当局はいまだに調査さえ拒否。災害復旧工事を理由に、被害のなかった家屋を取り壊すなどの「愚策」も横行する。住民の不満がうっせきする中、被災から1年を迎える。
●民の悲嘆 置き去り
倒壊した校舎の下敷きになり、生徒約1500人が命を落とした中高一貫の北川中学。だが、周辺の建物にはほとんど被害がなく、手抜き工事が原因の可能性は高いとされる。「北川県政府にも綿陽市政府にも何度も調査を要求したが、なしのつぶて。あきらめるしかないのか」高校一年の一人息子を失った運転手Aさん(40)は怒りを募らせる。地震発生の1時間半後、校舎の倒壊現場に駆けつけた。がれきの山から息子を捜し出したのは7時間後。すでに絶命していた。「勉強ができた」という自慢の息子は鉛筆を握りしめていた。Aさんは涙にむせんだ。Aさんは遺体を引き取ろうとした。だが、現場にいた地元政府職員は「遺体はまとめて処理する」と告げ、制止した。翌日は行方不明の母親らの捜索に追われ、再度、遺体の引き取りに出向いたのは二日後。だが、遺体はなくなっており、今も見つかっていない。翌月には「仮設住宅を建設する」との理由で、無傷だった自宅まで当局に強制的に壊された。14万元(約2百万)を注ぎ込んだ、なけなしの財産。補償は一切無く、今も仮設住宅暮らしを強いられている。「息子と家を返して欲しい」。Aさんは何度も繰り返した。(中略)
地震発生から1年の12日には、胡錦濤国家主席の北川県視察が検討されているという。だが、地元政府は住民に背を向け、不満や不平の抑え込みに腐心する。中国メディアも復興のプラス面を強調するばかりで、住民の真の声が国もトップに届く可能性は低い。
●死者・不明生徒 5335人に(中国四川省成都7日共同)
中国四川省教育庁当局者は7日、昨年5月の四川大地震から12日で1年となるのを前に記者会見し、地震による学校の校舎倒壊などで死亡、行方不明となった同省の生徒が計5335人に上ったと発表した。さらに546人の生徒が負傷により身体障害の認定を受けたという。四川大地震で当局が生徒の死亡、不明者の数を明らかにしたのは初めて。

>「手抜き工事が原因」と訴えるが、当局はいまだに調査さえ拒否

家屋1軒1軒の耐震調査をせよと言うのではない。学校という、多くの国で避難所でもあり、未来のある子供達の学舎の手抜きがなかったかどうかについての調査をしろと言いたい。

>被害のなかった家屋を取り壊す・・・公共の施設を建築する場合、仕方なく取り壊す場合もあるだろうが、十分な説明や補償をするべきだ。

>遺体はなくなっており、今も見つかっていない。

せめて親御さんの心境を察し、遺体の安置場所を解るようにできなかったものか。
生きている人の人権もままならないのであれば、死者にお経をあげる機会も許さないということか

>地震発生から1年の12日には、胡錦濤国家主席の北川県視察が検討されているという

国の指導者の最大の被害地への訪問が1年後とは聞いたことが無い。しかも検討中とか。民草は虫けら同然なのか

>中国メディアも復興のプラス面を強調するばかりで、住民の真の声が国もトップに届く可能性は低い。

中国メディアは被害状況と、被災者の声を克明に報道するべきだ。四川省、チベット自治区、新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)が中国国内と言うのであれば、中国メディアは宗教弾圧、民族弾圧、核実験等の人権侵害を国内に報道する義務があるのではないか。

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