軍事転用可能な技術や機密情報の海外流出防止と産業スパイの取り締まり強化を目的にした改正外為法と改正不正競争防止法が成立した。 産業機密情報の漏洩(ろうえい)にあまりに無防備で「スパイ天国」とさえいわれてきた日本にとって一歩前進といえる。施行は来年中というが前倒しすべきだ。加えて重要な国家の防衛、外交機密についても外国のスパイから守る法の整備が必要で、長年の懸案である国家秘密法(スパイ防止法)の制定が急がれる。 今回の法改正は3年前に発覚した光学機器メーカー、ニコンの研究者がロシアに軍事転用可能な機密部品を渡した事件や、一昨年の自動車部品メーカー、デンソーの中国人従業員による図面データの大量不正持ち出し事件などがきっかけとなった。研究者は窃盗罪、従業員は横領罪に問われたが、結局は起訴されず、両社とも泣き寝入りする結果に終わっている。 このため改正外為法では、安全保障上の懸念がある技術を国外に提供する場合は、すべて経済産業相の許可が必要とした。さらに、無許可の技術提供や輸出に対する罰則についても、最長10年の懲役へと量刑を引き上げた。 一方、改正不正競争防止法では、産業スパイが企業の重要情報をコピー、送信などの手段で不正に持ち出しただけで刑事罰が科されることになる。 これまでは、従業員が企業秘密を外国政府に渡しただけでは摘発が困難で、不正取得された情報がライバル企業に渡った事実まで被害企業が立証する必要があった。それが今回の改正により、デンソー事件のようなケースも立件が可能となる。 しかし法整備はこれでも十分とはいえない。日本では情報の不正持ち出しが窃盗罪の対象にはならない。スパイ行為を包括的に取り締まる法律もない。日米相互防衛援助協定等に伴う秘密保護法や自衛隊法、原子炉等規制法などに部分的な取り締まり規定はあるが、抑止力は不十分だ。日本を舞台にしたスパイ活動が分かっても、外国人登録法や出入国管理法違反などの軽い処罰にしかならない。 個別法による対応は、すでに限界にきている。ほとんどの国ではスパイ防止法を制定し、国家機密の保護を当然の責務としている。日本も情報漏洩で国益が損なわれる事態をいたずらに見過ごすことは許されない。(産経ニュース)戦後レジームの脱却を果たしていないのは日本だけ?冷戦の終結、ソ連の解体、アメリカの凋落、中国の
台頭等、世界は目まぐるしく代わってきた。日本を除く世界の国々は第二次大戦の事は既に過去のことで、現在の国防や外交、に国益を求めている。中国や韓国は日本と向き合うときだけ、第二次大戦モードを演出し、戦後はまだ終わっていないという態度を取る。日本だけが、過去の歴史に拘り、未だに抜け出せていない。それを周辺国に利用されている状態だ。日本は現実と向き合い、過去と決別するべきだ。反省は永遠に自虐していることでは無く、未来への教訓として利用するべきだ。過去を反省している時間が異常に長すぎた。日本はどう考えても、今の日本に合わない憲法を改正するべきだ。逆に言うと、憲法に合わせて国を作るのではなく、真の日本及び、日本人の幸福や、国益の為に、適切に改正を行うべきである。憲法と関連して、スパイ防止法のような普通の国には法律の基本中の基本であるような法が無いというのは異常で、罰則も軽すぎる。外交や軍事機密の漏洩に関わったものは、厳罰に処するべきで。日本も、外国の機密について情報収集が必要だろう。権利の主張・知る権利が大切にされるなら、義務の履行・機密の保持も重要視されるのがバランスのいい法律と考える。