憲法審査会の開催を急げ!

毎日新聞より引用2009 4
憲法審査会:与党側開催急ぐ 野党の足並みの乱れ強調で
 自民、公明両党が衆院で憲法改正の前提となる憲法審査会の開催を急ぎ始めた。機能停止状態が長く続いていたが、大型連休前にも「憲法審査会規程」を定め、陣容を整える方針。ただ、参院で野党が過半数を占めている現状で、改憲への具体的な展望が描けているわけではなく、次期衆院選を前に、憲法観を巡る野党の足並みの乱れをあぶり出すことに狙いがあるようだ。
 憲法審査会は07年5月の国民投票法成立を受けて衆参両院に設置されたが、与党が同法を強行採決した経緯から委員数や議事手続きなどを定める審査会規程の議論が進まず、実質的には機能していない。こうした中、与党の幹事長、国対委員長らは22日、今国会中に憲法審査会を開く方針を確認した。
 与党側は既に(1)委員数は50人(2)国会開会中・閉会中を問わず活動(3)表決は出席委員の過半数--などの衆院憲法審査会規程案をまとめている。自民党の小坂憲次衆院議院運営委員長は22日、規程案を23日の議運委で説明し、その次の会合で採決したい考えを野党側に伝えた。だが、民主党は「何でも政局的にやろうとすると、よけいにまとまらない」と応じる気配を見せていない。
 そもそも今国会で憲法審査会を開いても、国民投票法の凍結規定により10年5月までは改憲案の審査や提出はできない。しかも、野党優位の参院は審査会の開催に消極的。改憲には両院で3分の2以上の賛成が必要で、衆院側が強引に先行するメリットは少ない。
 与党が開催を急ぐのは、党内に改憲派と護憲派を抱える民主党を揺さぶる狙いがある。審査会の開催に反対する共産、社民両党との野党共闘にも配慮せざるを得ない民主党の事情も見越している。
 開催に前向きな民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は21日の記者会見で「本来はやるべきだが、国民の関心がそこ(憲法改正)に集まっているとは思えないというのが民主党の大勢だ」と苦しい心境を吐露した。【中田卓二、山田夢留】

憲法審査会:早期始動求める決議採択…超党派議連初大会
超党派の国会議員らでつくる「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)は1日、東京都千代田区の憲政記念館で昨年3月の発足以来初の大会を開き、衆参両院に設置された憲法審査会の早期始動を求める決議を採択した。大会には中曽根氏や安倍晋三前首相、与野党幹部らが出席。町村信孝官房長官は「首相は1月の施政方針演説で、もっと憲法議論を活発にしてもらいたいと明確に述べている。(憲法審査会で)議論が一度も行われていないのは国会の怠慢」と述べ、議論に応じない野党側の対応を批判した。一方、民主党代表としてあいさつした長島昭久副幹事長は「昨日(の租税特別措置法改正案の再可決)は敵味方に分かれて対決したが、実は民主党も憲法改正を党是としている 毎日jp

2007年5月に安部元首相が成立させた国民投票法を受けて2010年まで、3年間は調査に専念し、憲法改正原案の審査と提出は行わない共同修正で付則に盛り込まれることとなってあり、すでに2009年4月であるから、調査期間もあり、早期に憲法審査会設置の具体的な規定(審査会の構成、運用を定める)を決定することが望まれる。

2007年国会での決定を強行採決などと非難する事は自由だが、決定に従わないのは国会議員としての怠慢と言っていい。自民党・民主党共に憲法改正を党是としているなら、速やかに議論の場としての審査会を設置し、調査を行うのが筋だ。民主党としても総選挙で多数を占める可能性もあり、衆参両院の審査会で憲法論議を有利にすすめる事もできるかもしれない。

日本の憲法は第二次大戦後1947年に制定してから、一度も改正されたことが無い。外国を例にすると、アメリカ6回、ドイツは1949年制定後51回、イタリアは1947年制定後14回、中国1982年以来3回、韓国も大きな改正は6回と、改正を行っている。民主的な国ほど、改正回数も多いと感じる。その意味では日本は民主国家といえるかどうか。憲法は時代の社会構造の変化や国民の意識の変化により改正されるのは常識だ。民主党は政局的というが、連立候補と言われる民社党の顔色を伺うのは政局的といえないのか?


外国の憲法改正(国立国会図書館)
http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/0431.pdf


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