”星景写真異種格闘技バトルロワイヤル”

予想通り、買いました。

純粋な写真集としても初めてですが、こんなに分厚いのは初めて買いました。
刺激、受けまくりです。

TWANのグループメンバーの写真家たちが世界各地で撮ってきた星景写真が
一同に会しています。
そのスタイルは様々で、一枚撮りから合成、フィルター撮影、広角から超望遠
写真家によって個性も全く変わっています。いかにもデジタルのカッチリ感から
アナログのような柔らかい質感。シャープな星の軌跡から幻想的な三日月。
オーロラ、夕日、日食というのは星の写真集としてはありがちですが、
色、レイアウトの妙は息を飲みます。

そしてそれらをデコレーションする前景の景色や建物、街はすべて
世界中の、およそほとんど多くの人が知っている有名な場所ばかり。
章も大陸ごとに分かれているから、写真集というよりは地球が主役という感じ。
自分が世界各地の夜の星景色を見て回っているような気分になる。
もちろん、目をつぶってあけたページから見ても楽しい。
レイアウト、場所、作者、どれもが違うからどこを開けても新鮮。
確かにこれは写真集の美術館、と呼ぶべきボリュームです。

おそらくこれまでの星景写真の技術、感性、地理的条件の集大成と言ってもいいのではないでしょうか。


少し過激な感じですが、有り余るボリュームと可能性を感じ、一行目のフレーズが思い浮かびました。

星景写真には被写体は世界中にあり、撮り方も無限、表現方法も
また無限にあるのだと感じました。