
トロイの遺跡からやはり3時間程走り、アイワルクという街に到着する。<GoogleMap >
ここが今回泊まる街である。

夕食は基本的にバイキングだ。
肉、魚、ご飯、パン、野菜と種類は豊富だ。
どこに行っても美味しかったのはパンとエフェスビールだった。
エフェスビールというのはトルコでビールと言えばエフェスという位定番のビールである。どこに行ってもエフェスビールしか見なかった。シェア95%といった所か。
確かにさっぱり軽めで美味しかった。油濃い割に薄味のトルコ料理とは良く合う。
逆に、イマイチだったのは野菜のドレッシングと香草料理だった。
ドレッシングはオリーブオイルとか、レモンとか、それを掛けた所であまり変らんよ的なドレッシングしかなかったのが残念だった。
更に残念たっだのは料理に何かと香草が入っている事があるのである。
鶏肉のグリルに入っているのは分かるが、ナスの和え物に入っていたり、ホワイトスープに入っていたり、じゃがいもとひき肉の炒め物に入っていたり。これが単体なら良いはず(たぶん)なのに、妙な香草が入っている事で、えも言われぬ不快感を醸し出すのだ。
同行の女史達は、これらを『例のモノ』と名付け発見次第報告、隔離していたのだった(何かと混ざっている事が多く、食べてみないと分からないのだ)。
夜、ようやく旅の一つの目的でもある、天体観測に向かう。

エーゲ海の夜
トルコの夜は、8時半過ぎに日没となる為、真っ暗になるまでは極端な話、日付が変わる位まで待たないとならない。
10時くらいだったのでまだ若干薄明だったのだが、都市にいるという事を考えると日本より断然暗い。
写真で写すには街灯などが邪魔をしているが、地平線近くまで星が見えている事からそれが分かる。

エーゲ海と夏の大三角
東の空から良い感じで夏の大三角が上がって来ていた。
明るい3つの点がお分かりだろうか。中心上方にあるのがこと座のベガ、左側真ん中付近にあるのがはくちょう座のデネブ、右側街明かりから少し上にあるのがわし座のアルタイルである。はくちょうはほぼ地平線と水平に飛んでいる。
天の川までは見えないが、5等星くらい見えている感じだった。
薄明が終わるまで見ていたかったが、明日も早いので切り上げる事にした。

アイワルクのホテルと北極星
トルコは緯度的には東北地方位に上がる。という事で、北極星の位置も心なし高く見えた。緯度以外にも、山が無いとか、空が地平近くまで暗いという事もあるのだが、カシオペヤ座がこんなに低い位置ではっきり見えるというのは、個人的に珍しいと思った。
ちなみに、下の大きなホテルに泊まった訳ではないので悪しからず。