山梨県立科学館。

今年の3月にメガスターⅡAというプラネタリウム機材を設置したメガスター好きにとって堪らない科学館だ。

もちろん、それだけの投資をするのだから、プラネタリウムのテーマ選択、演出、生解説、どれも完成度は高い。



今回は「オーロラストーリー」という新しい番組になったので観覧に行ってみた。

オーロラ。神秘的な光のカーテン。誰しも一度は観てみたい自然現象だと思う。

今回はオーロラに魅せられた一人の日本人が主人公だった。


オーロラシーズンにマッキンリーに単独で登頂し、そこから1か月以上もの間、テントを張りひたすらオーロラが出るのを待つ。ただオーロラが出れば良いのではなく、風景写真としてアラスカの峰々を一緒に捉える瞬間はそう簡単には来ない。

夜には-50度にもなる極寒の空の下では、人工衛星の軌跡が不思議と人としての活動として感じるのだと言う。

そして自分はここで何をしているのかと自問自答を繰り返す日々。


そしてついに撮れた一枚の写真。


後に彼は43歳という短すぎる生涯を終えた。


一瞬の光景の為に命を懸けた写真家だった。



そんなに短い人生を標榜するわけではないけど、一瞬の為に自分の感性のままに命を懸けるそんな生き方、見習いたい。


彼とオーロラに敬意を表し、デザイン変更した。