チリでマグニチュード8.8という大きな地震が発生しました。100人以上の死者が出ている模様です。
チリ地震・・・といえば、1960年(昭和35年)に発生した地震が有名です。このときの表面波マグニチュードは8.5、モーメントマグニチュードは9.5で、有史以来に観測された地震の中では世界最大規模の地震でした。最大震度は気象庁震度階級で言えば震度6相当と考えられています。チリ本国の地震による被害は死者1743名、負傷者667名という大きな被害を出しました。
チリの近海を震源として、この地震の影響によって日本など太平洋に面した国々で津波も発生しました。特に地震発生直後に訳18メートルという大きな津波がチリ沿岸部を襲い、15時間後には10メートル以上の津波はハワイ諸島を襲い、61名が死亡したのです。
遠く離れた日本でも地震発生の22時間後に最大6メートルの津波が岩手県大船渡市、宮城県志津川町、北海道浜中町霧多布などの三陸海岸および北海道沿岸を襲い142名が死亡しました。特に浜中町では52年の十勝沖地震から復興し、8年目を迎えたのに二度目の市街地壊滅となりました。
今回の地震もかなりの被害を発生させてしまうと思いますが、少なくとも昔のように津波の被害を大きくしないように太平洋沿岸の各地では十分に注意しましょう。津波の到達は明日の13時頃だそうです。気をつけてくださいね。
記事制作にあたりwikipedia「チリ地震」 を参照しました。