みなさん、保険ってどういったイメージがありますか?


生命保険と言うと「保険金殺人」や「保険金不払い」などでマイナスイメージがあるのと、昔から売り上げだけに傾いてしまったごり押しの加入促進営業のイメージがあって、「保険」というとどうしても嫌なイメージがあるのですね。


僕もそうでした。弱くなった人の心につけこんだカルト宗教の勧誘のようなイメージがあって、どうも納得のいかないものでした。保険の保障内容をよく知りもせずに保険屋さんの言いなりで、なんだかよくわからない保険商品を買っては、ある時期が来ると補償を上乗せしましょうとかいって掛け金が増えていく・・・しかも掛け金の払戻率が悪いといった保険に騙された・・・という方ばかりだと思います。


知らぬ間に“インチキ”っぽいイメージばかりが蔓延してしまう・・・。


僕が今月からめでたく保険の個人代理店を開業したからではありませんが、保険をよく知って、将来に備えるというのは決して悪いことではありません。しかもインチキな商品ばかりではありません。


確かに多額の掛け金の割には解約時や満期の払戻率は悪いのがほとんどです。貯蓄性が高い“終身保険”でも払った分に上乗せはされますが、思うような金額は返ってきません。しかも今は掛け金が高くなっていますので、不景気の中で毎月の支払いは大変だと思います。


「払った分の掛け金は返ってこない」ということであれば、払戻率のできるだけ良い保険を選んで購入すればよいのです。また掛け金が安い掛け捨て保険と貯蓄性の高いものを組み合わせれば、保障は厚いし払戻金はあるわでそれほど損をした気にはならないから不思議です。


おっと・・・宣伝になってしまうのでこれぐらいにしておいて・・・。それに勉強中なので詳しくはないのです(笑)。


「保険に入れない職業とある行為・・・」


さて・・・保険に入れない職業ってご存知ですか?あ、あくまでもこれは保険会社によって異なりますが・・・。


死亡、医療、災害などの保険に入れない(加入しにくい)職業とは、無職(自分で書くのも辛いですが・・・)、失業者、ボランティア、易者・占い師、風俗営業、曲芸師、スタントマン、格闘家、探検家、プロボクサー、プロレスラー、ラグビー選手、レーサー・・・などです。


職業差別になるのかもしれませんが、理由は死亡する確率とモラルの問題のようです。ただし、無職でもアルバイトやパートなどをしていらっしゃる方は“制限付き”で入れます。それでも上記のような職業のアルバイトやパートは不可となります。さらに生命保険には入れませんががん保険には入れたりします。


意外なのは「刺青」です。刺青をしている方は保険に加入できない(できる保険会社もあるようですが)のです。

最近は“タトゥ”と洋風の呼び方で若者の間に流行していたりします。もともと日本では「その筋の方」のトレードマークでしたが(失礼)、随分前から欧米のミュージシャンやタレントたちがファッションの一つとして彫っているのを見て、「なんとなく強そう」とか「綺麗」といった軽い理由で日本でも若者たちを中心に流行しているようです。


広い部分に・・・ではなく軽い気持ちで蝶や花などの刺青をワンポイントで腕や首に入れてしまう・・・といったこともよくあるようですが、実はワンポイントでも刺青があれば保険には加入できないのです。モラル・・・の問題ではなく(あるかもしれませんが)、刺青をするとC型肝炎の発症率が高いからだそうです。


「保険なんか入れなくてもいいじゃん」と笑っていられるのも若いうちですよ、きっと。ワンポイントや衣服に隠れる場所に入れているから加入時の告知で黙っていればわからない・・・なんていうのも告知義務違反になってしまい、肝心なときに保険金が支払われないということもあるかもしれません。


一応、痛い思いをして刺青を消してさえあれば・・・保険に加入できるかもしれませんが・・・そこまでして刺青を入れたい気持ちがおじいちゃん(年齢が近づいてきた)にはわかりません。