明日は阪神・淡路大震災から15年目を迎えます。
1995年1月17日午前5時46分52秒、北緯34度35.9分、東経135度2.1分、深さ16kmの明石海峡を震源として発生したマグニチュード7.3の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災は政府によって閣議了承された名称)は、兵庫、大阪、姫路と広域にわたって大きな被害を出しました。
被害の内訳は死者6,434人(兵庫県内の死者が最も多く6,402人で全体の99.5%)、行方不明者3人、負傷者43,792人(重傷者は兵庫県内で10,494人で全体被害の98.2%)。
避難人数は30万人以上、住家被害は全壊104,906棟、半壊144,274棟、全半壊合計は249,180棟(約46万世帯)、一部損壊は390,506棟、火災全焼は6,148棟、全焼損(非住家・住家とも)合計では7,483棟、罹災世帯9,017世帯、道路10,069箇所、橋梁320箇所、河川430箇所、がけ崩れ378箇所・・・被害総額は約10兆円という戦後最大最悪の震災となりました。
日本人は・・・というか人間は、常に災害に見舞われていれば何かしらの防御策を打つのですが(日本では江戸時代がそうでしたね)、長年に渡って泰平状態が続くとついつい油断してしまうのです。
「いつ死んでもいいように毎日を生きる」のが武士でした。一見、潔いように思いますが、彼らは残された人々のことを考えているようで全く考えてはいません。よく考えれば実に無責任な生き方と言わざるをえません。
現代の日本ではそうはいきません。私たちは大切な人々の命を守らなければならないからです。もちろん自分自身の命もです。
あなたは防災を心がけていますか?
突然の大地震・・・地震に限りません・・・台風や火災に水害・・・などに襲われたとしたら、あなたはどう対処しますか?倒壊した家から衣服や食料にお金も取り出せずに、着の身着のままで避難所に向かう。瓦礫の山の中を素足で歩く。阪神淡路震災は真冬でした。トイレに行きたくてもどうにもならない・・・そんな状態ではなにもできませんし、今は新型インフルエンザの季節ですから罹患したら・・・していたら・・・と考えると恐ろしくなります。
少なくとも僕は嫌です。
だから微力ながら震災対策を講じてはいます。寝るときは衣服を枕元に置き、非常持ち出しセットには安全靴にヘルメットにマスク・・・も置いています。笑ってはいけません。死ぬのが怖いのか?ええ、死ぬのは怖いですし、身近な者が傷ついたり死んだりするのも見たくはありませんから。
震災後にゴタゴタが続くハイチ地震のようにならないように普段からひとりひとりが防災準備を心がけなくてはならないと僕は思いますよ。
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