福岡県で衰弱した生後7ヶ月の長男を受診させずに殺害したとして宗教法人職員夫婦が逮捕されました。


アトピー性皮膚炎を発症した長男に適切な診療を受けさせなかったことによる殺人容疑です。子供を遺棄したり、健康を損なうほどに不適切な養育をしたり(養育していないと同じですが)、子供に関して生死に関わるような重大な不注意などを「ネグレクト」と言うそうです。今回の場合は医療に関する責任を怠ったので「医療ネグレクト殺人容疑」となるようです。


最近ではよく耳にするようになった子供の虐待・・・「栄養不良」「不潔な状態」「病気を発症させるほどの養育怠慢」「教育の放棄」などがネグレクトに該当しますね。


ネグレクトというのは英語での「無視すること」を意味します。明確な理由がないのに育児放棄する「積極的ネグレクト」と育児のための経済力不足や精神的疾患を抱えていたりして育児ができない「消極的ネグレクト」の2つがあります。


日本では刑法第217条の遺棄、第218条の保護責任者遺棄等、第219条の遺棄等致死傷などで扱われ、放置された側が、それによって負傷、死亡した場合に処罰されます。(wikipediaネグレクトより)