生命保険の代理店となるべく研修会に参加してきました。生命保険というと、「しつこい保険のおばちゃん」的なイメージがあって、よく知りもしないで「イヤラシイ」感じがして毛嫌いしていましたが、研修に参加してみるとなかなか立派な仕事(仕事に立派も立派じゃないもありませんが・・・)で、言うなれば一種のコンサルティングなのですね。ライフコンサルティングなる形容もあるようですね。だから保険のおばちゃんもきちんと勉強して営業活動をしている・・・人も中には(笑)いるんですね。


もちろん、保険会社としての儲けを考えた上で営業活動をする(ここにイヤラシイイメージがある)わけですが、それはお客さんの将来を手助けするという意味では実に合理的でかつ考えられた仕事なのだと思ったわけです。


そしてなかなか頭を使う仕事なのです。そういう意味では僕向きではないのかもしれませんが(笑)、ま、生活のために我慢して代理店免許を取得しようと考えたわけですね。


繰り返しますが、生命保険については常にイヤラシイイメージが纏わり付いていて、それが研修を受けていくうちに洗脳という意味ではなく、徐々に悪いイメージは払拭されていったのです。


研修のテキスト冒頭にこういうクダリがあります。


「相互扶助の理念によって助け合う仕組みが生命保険で、わが国では慶応3年に福沢諭吉が欧米の近代的保険制度を紹介したことが発端となり、明治時代に入って生命保険会社が設立された(社団法人 生命保険協会 一般課程テキストより)」


福沢諭吉なんかどうでもいいですが、知識としてこんなことも知らなかった自分が恥ずかしくなりましたね。


研修を積んでいくと、生命保険の仕組みから種類、契約と実務、コンプライアンス、隣接業界、社会保障制度に・・・そして税・相続などの法律についてもかなり知らなくてはならないのです。本当に勉強嫌いな僕向きではありません。


生命保険代理店の方々にはフィナンシャルプランニングを勧められる資格CFPにAFPなどの有資格者もかなりいて(研修の先生は60過ぎのおばあちゃんなのですがAFP資格まで持っていました)、実に僕にとっては全くの別世界なのです。そのためか研修参加者には若い起業家の卵もいたりと、僕とは無縁な感じでしたが、我慢を重ねて、ようやく研修を終えて模擬試験を受けてみれば、情けなや・・・合格点には至ったものの8人中最低の点数でした。前述した企業家の卵などは満点で、他の方々もみな90点以上なのです。


果たして・・・僕は本試験に受かるのでしょうか?