新型インフルエンザ感染者の死亡が122人となりました。以下に掲載するのは厚労省確認の段階のもので、実際にはもっと増えていると思われます。
118例目
12月17日、岡山県在住の40歳代男性、基礎疾患は糖尿病、12月7日に発熱、翌8日に病院を受診、簡易検査A型陽性、タミフル処方、同日深夜に心肺停止状態で緊急搬送、9日に心拍再開、意識は回復せず、10日に新型インフルエンザ感染を確認、17日になって死亡、医師の所見:肺炎なし、インフルエンザによる脳炎脳症否定できず、唐脳病性昏睡に至った可能性もあるが推測の域を出ず
119例目(厚労省発表順にしています。時系列順ではこの方が118例目となります)
12月16日、福岡県北九州市在住の71歳女性、基礎疾患は慢性閉塞性肺疾患、12月8日発症、9日に慢性閉塞性肺疾患悪化のため入院、簡易検査A型陽性、タミフル投与開始後に呼吸状態悪化、16日に死亡、17日に新型インフルエンザ感染を確認
120例目
12月17日、福島県在住の30歳代男性、基礎疾患なし、11月18日40度の発熱、19日に病院受診、簡易検査A型陰性、急性肺炎のため入院、抗生剤による治療開始、22日、病状悪化のため他病院に転院、簡易検査A型陰性、23日、人工呼吸器装着、簡易検査A型陽性に、タミフル投与治療開始、24日に新型インフルエンザ感染を確認、12月17日になって死亡、直接の死因はインフルエンザ肺炎
121例目
12月17日、茨城県大子町在住の70歳男性、基礎疾患に慢性呼吸器疾患、12月1日、呼吸困難のため病院に搬送されそのまま入院、37.8度の発熱、人工呼吸器装着、簡易検査A型陽性、3日に新型インフルエンザ感染を確認、11日対外式膜型人工肺を装着(肺の機能である酸素と炭酸ガス交換を膜型人工肺装置によって体外循環させて補助するもの)、17日に死亡、直接の死因はインフルエンザ肺炎
122例目
12月17日、愛知県刈谷市在住の59歳男性、基礎疾患はてんかん、12月13日発症、39.6度の発熱、14日日進市内の病院受診、簡易検査でA型陽性、タミフル処方、16日になって発熱が続き呼吸困難のため刈谷市内の病院に緊急搬送、搬送時の体温38.3度、重症肺炎による敗血症性ショック、ICUに移動人工呼吸器装着および循環作動薬を使用して治療、17日病状悪化により死亡、同日新型インフルエンザ感染を確認、直接の死因は敗血症性ショック(肺炎球菌肺炎も合併)
亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
私個人の考えですが、これまでの情報からタミフルなどの抗インフルエンザ薬の投与後に容体が悪化している方々が目立っていると思われます。これは体内の免疫力が異常に活性化しているためだと予想できますが、医療専門家による発表がないのでなんとも言えません。
従来の季節性インフルエンザでのタミフル投与後の事例はどうなのでしょうか。