*12月に入ると、これまでの若年層の死亡多発状況から40歳以上の働き盛りの年代の方々の死亡が多くなってきています。ご注意ください。
以下厚労省報道発表資料から抜粋
105例(厚労省の発表順。ここでは時系列順)
12月4日、大阪府茨木市在住の50歳男性、起訴疾患にリウマチおよび拡張型心筋症、12月3日に咳、4日に発熱し自宅療養、7日になって呼吸困難など状態が悪化によりかかりつけの病院に緊急搬送入院、簡易検査A型陽性、集中治療開始、人工呼吸器装着、タミフル投与、血圧低下により対処療法も実施、レントゲンで肺炎を確認、同日新型インフルエンザ感染を確認、8日状態悪化により死亡、直接の死因は重症肺炎
104例(厚労省の発表順)
12月6日、神奈川県厚木市在住の50歳代男性、基礎疾患なし、12月4日に悪寒・食欲低下・全身に倦怠感、5日に病院を受診したが血圧低下など重症傾向であったために緊急入院、ショック状態と診断されて別な病院に搬送される、心筋炎診断、簡易検査A型陽性、昇圧剤、人口心肺等を装着し集中治療、6日に死亡、8日に新型インフルエンザ感染を確認、直接の死因は急性心筋炎
106例
12月7日、福岡県福岡市に在住の40歳代男性、基礎疾患なし、12月6日以前に咳があり、同日に発熱があったために病院を受診、簡易検査でA型陽性のためタミフル処方で帰宅、7日に朝食後の昼近くになり呼吸停止状態になっているのを家族が確認、救急車要請、市内の病院に緊急搬送後に死亡確認、8日に新型インフルエンザ感染を確認、直接の死因はくも膜下出血(新型インフルエンザとの関係は不明)
107例
12月7日、愛知県弥富市在住の64歳男性、基礎疾患はパーキンソン病、12月4日普段より体温が高いことから市内の病院を受診、簡易検査A型陽性、タミフル処方、5日変化なし、6日夜になって市内の病院を再診後に入院(症状不明)、7日になって死亡を確認、8日に新型インフルエンザ感染を確認、直接の死因は敗血症
108例
12月9日、神奈川県平塚市在住の40歳代男性、基礎疾患は肝硬変、11月30日に発熱・咳・下痢などの症状あり、12月3日になって病院を受診、簡易検査A型陽性、レントゲンで肺炎所見があり入院を勧めるが本人の希望によりタミフルと抗生物質処方のみで帰宅、5日、状態が改善せずに同病院を再受診、体温37.6度、血圧86/54mmHg、レントゲン撮影で肺炎悪化の所見、タミフル、抗生物質を投与し、酸素吸入を開始、7日に新型インフルエンザ感染を確認、9日に呼吸不全のため死亡、直接の死因は新型インフルエンザ肺炎と呼吸不全
109例
12月9日、東京都内在在住の83歳男性、基礎疾患に小脳出血と心房細動、11月2日に発熱・咳、11月9日に都内の病院受診、抗生剤投与、11月18日に病院を再診し重症肺炎と診断される、19日に神奈川県川崎市内の病院へ転院、体温37.5度、抗生剤投与、20日に簡易検査でA型陰性、タミフル投与(5日間)、人工呼吸器装着、25日に新型インフルエンザ感染が確認される、28日に呼吸状態が不安定となり気管を切開、12月9日になって死亡、直接の死因は肺炎
110例
12月9日、宮崎県宮崎市在住の51歳男性、基礎疾患は肺気腫・慢性閉塞性肺疾患・慢性呼吸不全、10月28に日季節性インフルエンザワクチン接種、11月25日に新型インフルエンザワクチン接種、12月8日の夜から呼吸困難と悪寒の症状、9日に容体悪化のため宮崎市内の病院に緊急搬送、搬送時の体温37.5度、呼吸不全と低酸素血症が確認された、簡易検査A型陽性、入院後に38度台に体温上昇、人工呼吸器装着しタミフルも投与するがその後死亡、直接の死因は慢性閉塞性肺疾患の悪化、10日に新型インフルエンザ感染を確認