ここ数日で新型インフルエンザ感染者の死亡者が急増しています。何人目という順番もつけられないくらいに連続して多くの方が亡くなっています。後ほど整理させていただきますが、判明しているものだけ下記に列挙させていただきます。
1日、岩手県盛岡市に住む2歳の女児が多臓器不全のために死亡しました。基礎疾患はなく国内では最年少の死亡者となります。
女児は10月29日に40度近い発熱があったために盛岡市内の病院に緊急搬送されました。インフルエンザ簡易検査をしたところA型陽性で、リレンザを投与(幼児にリレンザ投与は無理だと聞きましたが)されました。翌日には詳細を調べるPCR検査で新型インフルエンザと確認され、継続して治療を受けましたが1日に多臓器不全のために亡くなりました。
2歳女児、基礎疾患なし、40度近い発熱、簡易検査A型陽性、リレンザ投与、死因は多臓器不全
1日、京都市右京区では30代の女性が亡くなりました。女性は10月30日に発熱し、病院でタミフルを処方されましたが、1日になって容体が悪化して亡くなりました。
30代女性、発熱、タミフル服用、ほかは不明
同じく1日、兵庫県では基礎疾患のない8歳の女児が亡くなりました。10月31日に発熱し、タミフルを処方されましたが、同日に心肺停止状態となり、病院に緊急搬送され死亡が確認されました。
8歳女児、基礎疾患なし、発熱、タミフル服用
同じ1日には、名古屋市に住む66歳の女性も亡くなっています。女性には慢性心不全に腎不全、糖尿病などの基礎疾患があり、通院治療中でした。女性は10月19日に自宅で倒れ、医師の往診を受けましたが呼吸不全で意識が混濁していたため市内の病院に緊急入院していました。直接の死因はうっ血性心不全でした。
66歳女性、基礎疾患に慢性心不全・腎不全・糖尿病、死因はうっ血性心不全
2日、姫路市に住む80代の男性が死亡しました。男性は10月29日に発熱、夜になってから医師の往診を受けましたが肺炎の可能性があるとして、翌日になって兵庫県高砂市内の病院に入院。40度近い高熱を発していたためタミフルを投与されました。簡易検査ではA型陽性。31日に容体が悪化し、治療を続けましたが1日になって多臓器不全で亡くなりました。その後、ウィルスの遺伝子検査で新型インフルエンザに感染していたことが判明しました。
80代男性、40度近い発熱、簡易検査A型陽性、タミフル服用、肺炎~多臓器不全
2日、東京都に住む新型インフルエンザに感染した72歳の女性が死亡しました。直接の死因は肺炎で“肝硬変”の持病があったそうです。
72歳女性、基礎疾患に肝硬変、死因は肺炎同じく2日、新型インフルエンザに感染した神戸市に住む30代の男性が亡くなりました。男性は悪性リンパ腫を患い療養中で、直接の死因は細菌感染による敗血症ということです。
30代男性、悪性リンパ腫療養中、死因は細菌感染による敗血症