10月に入ってから新型インフルエンザに感染した方々の死亡者が増えています。いずれもタミフルは効果がないのが特徴で、インフルエンザの症状が出てから短くて2~3日、長くて一週間ほどで亡くなっています。致死率が低いなどとは言えません。

新型インフルエンザに感染した大阪府大東市の46歳の男性と堺市の6歳女児が死亡しました。男性の死因は急性肺炎、女児は不明だそうです。

40人目:大東市の男性は28日に発熱し29日にタミフルを処方されましたが30日の未明になって意識がなくなり急性肺炎で亡くなりました。基礎疾患はないということです。

46歳男性、基礎疾患なし、発熱、タミフル服用、死因は急性肺炎

追記:男性は28日に発熱後、翌日の29日に会社へ出社し、午後に早退して病院を受診したのだそうです。男性は働き盛りの46歳。「熱はあるが、ただの風邪だろう」と考えたのか不明ですが、迂闊にも出社してしまったのです。亡くなってしまった男性には申し訳ないですが、出社せずに病院に行くべきでした。

企業の存続に関わる重大事です。それを経営者も社員の方々も早急に気づくべき時だと思います。

39人目:堺市の女児は、27日に発熱したために近所の病院を受診してタミフルを投与されましたが29日になって容体が急変して亡くなりました。女児には重度の脳性まひがありました。

6歳女児、重度の脳性まひ、発熱、タミフル服用、直接の死因は不明

38人目:29日、新型インフルエンザに感染した熊本県宇土市に住む20代の男性が死亡しました。

男性は咳が出るなどインフルエンザの症状があったことから28日に病院を受診しました。40度近い発熱や脱水症状があったことから簡易検査を受けましたが結果は陰性でした。タミフルを処方され、自宅に戻りましたが、翌29日の夕方に男性が死亡しているのを家族が発見しました。

死後、男性の遺体から検体を取って詳細検査をしたところ、新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。

20代男性、40度近い発熱、簡易検査A型陰性、タミフル服用、死因は不明

37人目:新型インフルエンザに感染した東京都に住む63歳の女性が心不全で亡くなりました。

23日午前、女性は呼吸困難を訴え都内の病院に入院しました。39.1度の熱があり、インフルエンザの簡易検査は陽性でした。タミフルが処方され、人工呼吸器を装着して治療されましたが、26日に新型インフルエンザと確認され、翌日の27日に心不全のため亡くなりました。

63歳女性、39.1度の発熱、簡易検査A型陽性、死因は心不全

36人目:28日に新型インフルエンザに感染した宮城県石巻市に住む57歳の男性が死亡しました。男性には糖尿病、慢性腎不全といった基礎疾患がありました。

男性は20日に39度の発熱があって、呼吸困難となったために入院。タミフルが処方されましたが、28日の午前に亡くなりました。

57歳男性、39度の発熱、基礎疾患に糖尿病、慢性腎不全、タミフル服用、直接の死因は不明