政府は新型インフルエンザ対策本部の会合で、輸入を含め7700万人分の新型ワクチンを確保して、10月中旬から接種を開始することを決めました。
また輸入ワクチンによって副作用の被害が生じた場合には国が賠償できるようにと今月の臨時国会で法案を提出する予定です。
ワクチンの内訳は「国内メーカー製造によるものが2700万人分」で、「欧州2社からの5000万人分」となっています。国が買い上げ、接種を受ける人の実費負担となります。費用は2回分の接種で6150円。これは全国一律となります。
費用は2回分の費用となっていますが、これは接種が「2回接種」を前提としているためですが、現在実施している臨床実験の結果などを見て、接種回数の見直しの可能性もあるということです。
ワクチン接種順位ですが、まず医師および看護師などの医療従事者を優先し、次いで妊婦、重症化のリスクが高い持病のある人、1歳から小学校低学年の児童、1歳未満の乳児の両親などの順となる予定です。
なお、優先対象の中でも生活保護世帯は無料で接種できるようにしたということです。