9月の新学期を迎えてから、新型インフルエンザは誰もが考えなかったほど驚異的なスピードで感染が拡大しています。今後は誰もが罹患を前提として対策を考える必要があります。


「新型インフルエンザ感染者の死亡」


以下「JPN47NEWS」を参照


今月の11日、青森県で新型インフルエンザに感染の疑いがある90代の男性が死亡しました。13人目の新型インフルエンザ(疑い)の死亡者となりました。


男性は昨年の1月に脳梗塞を発症し、その後、寝たきりの状態となって繰り返し肺炎を患っていましたが、今月になって41度を超える熱を発症したため簡易検査でA型陽性と診断されタミフルを投与されました。その後、平熱に戻りましたが10日の午後11時頃に介護老人保健施設で死亡が確認されました。


感染経路は明らかになっていません。


15日に沖縄県で基礎疾患のない新型インフルエンザに感染した24歳の女性が死亡しました。直接の死因は「クモ膜下出血」でした。


女性は8月後半から発熱、医療機関を受診したところ簡易検査でA型と診断され、リレンザを投与したが発熱は治まらず呼吸困難の状態となり8月31日に再度受診しました。ウイルス性肺炎の発症が認められたために緊急入院しました。


その後に集中治療を受けましたが症状は改善せず、15日の午前11時過ぎに死亡が確認されました。これで国内の新型インフルエンザ感染者の死亡は14人となりました。


「新型インフルエンザの余波」


新型インフルエンザによる思わぬ出来事が起こっています。


先月、横浜市で器物損壊容疑で逮捕された19歳の少年が新型インフルエンザ感染の疑いがあるとして釈放されていました。逮捕した管轄の警察署と横浜地検が協議して釈放となったようです。


また今月には群馬県太田市で、傷害容疑で逮捕された16歳の高校生男子も新型インフルエンザ感染の疑いがあったために釈放していたことがわかりました。その後の調べで、この少年は新型インフルエンザに感染していませんでした。


いずれも逃走の危険がないということで釈放されたようですが、本当にそうでしょうか? 逮捕されたのはいずれも少年だったからですが、新型インフルエンザが「逃走のきっかけ」や「犯罪もみ消し」の理由になるのではないかと不安です。


警察内に「新型インフルエンザ感染房」を設けることも一考ではないでしょうか?