今日の千葉県北総台地上空です。先日同様に成田方面に降雨があるようです。
積乱雲の中心から滝のように雨が地上に降り注いでいるように見えます。
群馬県館林市で起こった「竜巻」
による被害は、日本ではあまり見られない惨憺たるものでした。
竜巻は継続して回転する上昇気流を要した積乱雲や非常に激しい雷雲「スーパーセル」 によって引き起こされる現象のようですが、その発生要因は、はっきりとは解明されていないようです。
現在、日本上空には太平洋高気圧に勝ち誇ったように梅雨前線が居座って、下の写真(竜巻発生当日の千葉県の空です)のような積乱雲がうろついて(笑)おり、また突然、竜巻が発生してもおかしくない状況にあります。
今回のように日本上空に梅雨前線が居座ると「集中豪雨」が起こり、それに次いで積乱雲が異常な現象を引き起こす可能性が高まるようです。
竜巻のほかにも「ダウンバースト」という現象が引き起こされる可能性もあるようです。積乱雲から膨大な量の降雨があると水滴によって空気が押されて下降気流が発生するのです。この下降気流によって大きな被害をもたらすこともあるそうです。このぐらいの下降気流をダウンバーストと呼びます。空から突然空気の爆弾を投下されたような大きな被害が発生するようです。
日本でも事例があるようですがアメリカでは雷雨時に高い確率で発生し、深刻な被害をもたらすようです。特に飛行機には墜落の大きな要因となっています。飛行中にいきなり地面にたたきつけられるような気流が発生するのです。
さて、竜巻には種類があって多重渦竜巻(複数の渦がまとまって活動する竜巻)、衛星竜巻(大きな竜巻の周囲にできる竜巻)、水上竜巻(会場で発生する竜巻)、陸上竜巻(陸上で発生する竜巻)、空中竜巻(空中にあり、地上に達しない竜巻)などがあります。
類似のものとして塵旋風(学校の運動場や荒地に発生するつむじ風)、冬季水上竜巻(冬季に温かい水面と冷たい空気が接して発生する)、ガストネード(突風性の旋風)、火災旋風(火災の熱や強風などによって発生)、漏斗雲(上空から漏斗のように垂れ下がった雲)などがあるようです。
竜巻の大きさを見るとき「藤田スケール」 という測定基準があるそうです。1971年にシカゴ大学名誉教授の藤田哲也 さんという気象学者(日本人ですね!98年に亡くなっています)がアメリカの国立暴風雨予報センターの局長であったアレン・ピアソンという方とともに提唱されたとものです。
お二人はアメリカ海洋大気庁の国立トルネード・データベースに蓄積されていた関連報告書を1950年にまで遡って調査し、歴史上有名なトルネードについても研究対象として藤田スケールを提唱したのです。
藤田スケールにはF0からF6まで6段階あります。以下参考までにwikipedia「藤田スケール」から転用させていただきました。
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F0:被害は比較的軽く、木の枝が折れる、道路標識等の損傷です。
F1:中程度の被害で、屋根がはがされたり自転車が道路に押し出されたりします。
F2:大きな被害。家の壁ごと屋根が飛ぶ、貨車の脱線や転倒、軽いものはミサイルのように飛ぶそうです。
F3:重大な被害をもたらします。しっかりした家でも屋根と壁が吹き飛ぶ、列車は脱線転覆、重い自動車も宙に浮くなど・・・かなり強い竜巻です。先日の館林市の竜巻はこのF3に該当するそうです。90年の千葉県茂原市、99年愛知県豊橋市、2006年の北海道佐呂間の竜巻被害もこのF3に該当します。
F4:深刻な被害をもたらす竜巻です。かなりの距離を家が飛び、車は物凄い勢いで飛び、日本ではこのクラスの竜巻が発生したことがなく、将来も発生しないだろうと思われています。
F5:日本では想像もできないほどの壊滅的な被害をもたらす強力な竜巻。竜巻の進路上にあったものはことごとく破壊され、家や自動車が信じられないほどの距離を飛びます。
F6:未曾有の大被害をもたらす最強の竜巻。このクラスの竜巻は現実に実証されていませんが、99年のアメリカのオクラホマで発生した瞬間風速142m/s1の竜巻がこのクラスのものだそうです。
当初の藤田スケールは推測による部分が大きかったために、情報を整理し修正した。その後、修正版、改良版(EFスケール)が発表されています。
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いずれにしても、最近の天気は異常です。竜巻以外にも何が起こるか誰にも予測ができません。
おまけです。本日の夕方の雲たちをご覧ください。ではまた・・・。
今日は一日中・・・暗い雲が凄いスピードで駆け抜けていきました。
これは積乱雲の上で回転しているように見えた雲です。ダンシング・クラウドって感じでしょうか?




