さて、また新型インフルエンザのお話しです。


スペイン風邪(H1N1型)は、1918年に大流行しました。以前から言われていたことですが、スペインかぜに罹患したことがある世代(90歳以上です)に、今回の新型インフルエンザ(H1N1型)に対する抗体がある確率が高いということが、東京大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究チームが発表した論文(13日付の英科学誌ネイチャー“電子版”)によって明らかになりました。


今回の新型ウイルスが登場する以前の1999年に採取された血清を使って、新型ウイルスへの抗体を調べたのですが、スペイン風邪が流行した1918年以前に生まれた世代の方々のみ、抗体を保有していたことがわかったのです。


つまり、それより若い世代は、新型インフルエンザに対する抗体をほとんど持っていないということです。


また、河岡教授の研究チームは、マウスやカニクイザルなどの動物を使い、新型インフルエンザウイルスの増殖性や病原性を調査しましたが、通常のインフルエンザよりも肺での増殖効率が高く、重篤な症状を引き起こしやすいことが判明しました。


新型インフルエンザは、従来のインフルエンザよりも毒性が高いということです。


さらに、研究チームは、タミフルや、現在開発中の抗ウイルス薬が新型ウイルスに効くかどうかも試しましたが、いずれもウイルスの増殖を抑制できることも明らかにしています。


過日、関西で“タミフルが効かなかった新型インフルエンザウイルス”の話がありましたが、やはりタミフルの服用をおろそかにしたからかもしれませんね。