義母さんの認知症は日に日に進行していて
瞬間の記憶しかないので
瞬間瞬間のつなぎ合わせ。
他人から見たら、「施設いれないの?」と言われる状況だけど
毎日、施設に送り迎えをすることで
自宅には戻ってくる生活になっている。
送り迎えは私と義姉さんが順番で担当していたけど
次男の受験が佳境になり
高校でもコロナ感染者が出たり
受験で感染拡大している首都圏に行かないとなので
もし、義父母に感染のきっかけを作ってしまうと
義母さんは施設に通えなくなるので
受験期間は、私は送り迎えの担当をしなくてよくなった。
そして、施設にお願いして帰りは送ってもらうことにして
行きだけ、毎日義姉さんは行ってくれてる。
義姉さんは本当に親思いだ。
認知症の初期の時は、母親が認知症になったことを認められず
受け入れられなかったので、治療が遅れてしまったり
色んなことが後手後手になり
その影響もこちらは受けていたので
義姉さんと意見のぶつかり合いが何度もあった。
苦手だって思っていた。
嫌な面ばかりしか見えなかった。
でも、私は母を亡くしたけど
今、認知症でも目の前にいる母親を
どうしても諦められない娘の思いが
真っすぐすぎるんだなと思うようになった。
最近は、義母さんは義姉さんにだけは
歯をむき出して怒ったり、嫌がって押しのけたりする。
それは着替えとかお風呂とか、嫌な事をするのが
この人だって認識が、どこかにあるみたい。
娘という認識はもう1年ぐらい前からなくて
夫の事も、息子の認識がない。
私の事もわからないみたいだけど
なぜか、私には穏やかににこにこしている。
多分、私はずっと優しく接してきたからかも。
義母さんには全然イライラしないし
優しくしようと思って、そうしているから
優しくするのが当たり前って思っているけど
認知症の人にとって、やっぱり安心できるようだ。
でも、優しいってのはある意味無責任で
嫌な事をしないってわけにはいかない。
お風呂を嫌がっても入らせないとだし
勝手に外に出ようとしたら怒らないとだし
私はお風呂は担当しないし
外に出ようとしたら、怒らないで
一緒に外に出て、少し散歩して
義母さんが苦手にしていたご近所さんの家に行って
お茶飲んで義母さんが帰ろうと言うのを待つ。
義母さんは苦手なご近所さんは
私は普段から色々義母さんの事を話すようにして
味方になってもらっているので
わけわからなくなっている義母さんを見ても
「お茶飲む?」と言ってくれる。
昔は、このご近所さん私も苦手だったなぁ。
悪口とか噂話とか憶測多いんだもん。
でも、それなら憶測の前に本当のこと話せば
味方になってくれるかな?と思って
あのね。こんなことあったの。
と話すようにしている。
悪口、噂話、憶測を話す人は
根本的にはさみしがり屋で本当は世話好きなのだ。
人に寄ってきて欲しいって思っているから。
たまに、ご飯行く~?って誘ったり。
うん。私もけっこう根回し出来るようになったな。
義姉さんも、自分の母親の記憶から自分が消えてしまって
悲しくないわけないのだ。
だから、色々納得できなかったんだろう。
それを理解していくと
苦手じゃなくなった。
長男の嫁が全部背負っていた時代じゃなく
介護は
介護保険制度を使って、それ以外は
家族が協力した方がいいと思う。
外に出た子供たちが、実家に来やすい環境にしたら
みんなで協力できるもの。
親族が張り合って、いがみ合って
そんな風な介護はきつい。
特に認知症は長くかかる病だ。
なるべく、義姉さんがこうしたいって思いを尊重するようにしたら
すごく色々やりやすくて
加えて私自身が楽になった。
どうしたって、親は老いる。
それをどうにかしたいのは愛情があるからだよなぁ。
私は病に苦しむお母さんとあまり向き合えなかったから
今でも後悔することもあるし・・・。
今の私が、義母さんに優しくできるのを
人によっては他人だからよ。とか言う人もいるけど
でも、そうじゃないのよ。
優しくすることで
やっぱり見ている家族はありがたいって思うのよ。
自分の親を嫌って嫌な態度とるのを
見たい子供はいないもの。
大事な親を大事にしてもらいたいって思うのは
子供のあたりまえの感情だよ。
余裕がないとか
忙しいからとか
だから優しくなれないんじゃない。
優しくあろうとすれば、優しくなれる。
そして、苦手だと思っていた人間関係だって
いいように変化していくのよね。
優しさは大事。
介護の現場は介護保険制度を使って
施設や行政に頼って
そして、親族の関係をよくして
協力できる関係を築いて
要介護者に優しくする。
自分だって、いつか老いていくのよ。
人に優しくした方が
なぜか、色んなことうまく回るようになる。
なんなら、銀行の窓口とか
みどりの窓口とか
そんな場所でも、感じのいい対応を
されるようになってくるの。
不思議なんだけど~
自分が優しさを心得ているからか
普段から、そうなっていくみたい。
苦手が苦手じゃなくなる。
最近、義姉さんが好きだな。
優しさは、心得てつなげていくことだと思うのです。