今年も年末がやってきて

一年って早いなぁって思う。

 

次男の受験モードも佳境に入り

次男なりに調整として

朝起きる時間や、食事の時間は同じ時間にするようにして

出かけない日も、必ず着替えるようにしている。

そして、ほとんどが机に向かっているようで

勉強をするときはリスニング以外は

スマホをリビングに置いて自分の部屋で勉強している。

 

用事があって次男の部屋に行っても

殆どが机に向かっている。

 

長男の昨年の受験期は予備校の寮に入っていたので

様子を見ることが出来なかったけど

11月ぐらいからメンタルがやられていて

ちょくちょく、寮から自宅に帰ってきていた。

 

勉強が中学から身についていた次男と

楽しむことがメインだった長男。

 

受験の状況は全く違うなって感じるけど・・・。

 

世の中を渡っていく知識や柔軟性は

長男の方があると思う。

どこに行っても楽しむというのを忘れずにいる。

歴史や政治はもちろん

ネットや雑学。何でも聞けば答えてくれる長男。

 

次男は・・・

本当に世の中渡っていけるのか?と思うほどに

世の中の知識がない気がして・・・。

いや、知っているのかもしれないけど

今は受験モードで

受験に関係ないことに意識が向かないようだ。

 

次男としゃべるのは食事中だけになるけど

朝ご飯を食べている時に

テレビのチャンネルと何度も変えて

「チッ。面白くねーな!!」と言っていたので

私が

「チャンネル変えすぎ!」と言ったら

イライラしだして

「俺の勝手だろ!」と言い返してきた。

 

は?なんなのその態度。

嫌な雰囲気になる。

 

どこにも行かないで勉強勉強とやっていると

些細なスイッチが入りやすい??

どうなのさ。

 

そんな状況で、年末年始に長男は帰省している。

と言っても、ほとんど仲間と出かけていて

家に居ることが少ないのだけど

それでも、いつも楽しく生きることをもっとうにしている長男は

生活音がけっこうするし

存在感があるので、服とか持ち物がリビングに出現。

いるといないで大違いな存在感。

 

世の中、コロナがとかオミクロンがとか言うけど

長男はちゃんと対策をしていると言うけど

次男は些細な事で神経質になっていて

色々我慢をしているようだ・・・。

 

それでも、長男は長男なりに受験生の思いを2年経験しているので

次男の事は気にしている様子。

帰省した時に、次男に携帯充電もできる充電式ホッカイロを

プレゼントしていた。

受験会場に向かう時など、思う以上に寒いことがあるから

ホッカイロは大事だし、加えて充電器がついていたら

何かの時に役に立つと経験から知っていた。

 

「あ・・・ありがとう・・・」と

帰省する前はピリピリと感染対策してるのかなと

ぶつぶつ言っていた次男だけど

兄の些細な優しさに触れて、言えなくなったようだ。

 

兄の口封じ作戦は成功だ。

しかし、次男は

「お母さんには何言っても大丈夫でしょ?」の持論?があって

私には嫌な態度も愚痴も言ってくる。

 

テレビのチャンネルをチャカチャカ変えるのは

何を見てもテレビの中に共感が出来ずいら立つからだ。

分かっているけど

ストレスを受験のせいにして欲しくない。

それは思いやりに足りなさだ。

 

どんな時も、自分の思い通りにいかない出来事はあるから

それをどうするかなども

受験期の経験は大きいと思う。

 

長男は昨年は12月までメンタル崩壊していて苦しそうだったけど

共通テスト前になると、逆に冷静になっていた。

しかし、結果は作戦ミスもあり慌ててしまい

思うように点数が伸びず

志望校からは遠ざかり

実家からかなり遠い地方国立を受験する決断をした。

 

縁もゆかりもない土地で、親としても最初は反対してしまい

また、長男はメンタルが不安定に。

しかし、結果的には親が子供を理解する方向で

受験をするところは自分で決めた大学を受けさせていいと思う。

 

2次試験は行ったこともない土地に一人で行った長男。

現地に着いたときに、とても明るい声をしていたけど

試験が終わって連絡が来たときには

信じられないぐらいおちこんでいた。

思うような結果を出せなかったと嘆いた。

私は必死に

「まだわからないよ!!」と励ましたけど

そのままどこかに行きたいと言って電話が切れた。

 

しかし、しばらくすると改めて電話が来た。

「冷静になったら、大丈夫かもしれない!」とのこと。

少し安堵した。

 

しかし、今思い返すと

長男って、安定感から遠いタイプよね。

いつも感情の赴くままに生きているなぁ。

 

結果まで長く感じたけど

結果を見る前に、アパートの仮申し込みをしておいた。

私立大学も受かっていたど

こちらは入学金を納めてからは何も見なかった。

 

結果的に、遠い地方国立大を合格して

長男は歓喜でいれた。

その後、引っ越しまでの期間に

「やっぱり遠いよね??」と冷静になって言っていたけど

まぁ~今さらねぇ。

 

引越しに夫は車で長男と行き

私は一日遅れて、公共交通機関で向かう。

 

初めて行った遠方の土地は、何もかもが違って見えたけど

私が帰る時に

アパートの窓から私の姿を見ていた長男と目が合うと

満面の笑みで手を振っていた。

 

実家に暮らしている時に、長男は振り向かない子だったけど

一人暮らしで私の姿を目に焼き付けていた。

その時、猛烈にさみしくなりすでにホームシックだったらしい。

 

知り合いが一人もいない。

なんの縁もない大学がある土地。

なんとかして生きていくしかないよねって思ったけど

生活して3日後には、もう知り合いが出来たそうだ。

あれから8か月過ぎて大学の仲間と過ごしながら

地元との連絡を続けて

帰省する前日まで大学の仲間と飲み会があり

帰省したら地元の仲間、中学、高校と色んな仲間と

出かけている。

 

長男が勉強より重きを置いたのは仲間との時間だったのが

地元に戻ってきたときに、仲間の笑顔を見るとほんとに思う。

「お前と過ごした高校時代がマジで楽しかったよ!」と

よく言われるそうだ。

 

勉強はいまいちだったけど

人生は十分に楽しんでるなぁ~長男は。

生きていくってこういう事なのかなぁ~

 

でも、次男の受験モードも

いつか「よかった!」と思う道に進むと願う。

 

子供が二人いたら、人生は全く違う。

それぞれの生き方をどう尊重するか。

 

親は受験するわけじゃないけど

十分、試練を与えられるのだなって思う。