NHK 朝の連続テレビ小説

『カムカムエヴリバデイ』

祖母、母、娘の親子三代にわたる物語が~~

 

戦前戦後に未亡人で娘を育ててきた祖母の話しが

一旦、区切りがついて

母の物語に移っていくなぁ。

 

久しぶりに途中離脱しないで見れてる朝ドラだ。

なかなかの急展開で、一日見ないと話しについていけないから

録画もしながら見てるけど・・・。

 

安子ってモテモテだねぇ・・・。

夫に愛され、夫の弟に好意を抱かれ続け

そしてアメリカの元進駐軍の方に愛されてと

3人の男性に好かれる物語。

 

すっげーな。

まぁ朝ドラだからね。恋愛要素も盛り込みながらと

安子は大好きな稔さんと結婚した途端に

戦争でいなくなり

その後、生まれた娘を必死に育てていくんだけど

 

弟がいる場合って、そのままその家で再婚して

家の嫁(ほぼいいなり)

になるしかなかった時代だよね。

 

学や知識がなく、そんなもんだと言われて

紹介された家柄の同じぐらいの家と結婚して

愛とかなんとかわかんないから

家と結婚したのだから、他の独身兄弟と

再婚するのも、まぁそうよね~~みたいなね。

 

戦後の時代はそんなもんで片付けられていた出来事なんだけど

女性には意思や発言権がなかったんだろうな。

 

義母さんの母親も、長男と結婚したけど戦死して

義母さんを産んでいたので、そのまま弟と結婚して

その後4人の子供が産まれてるもんな。

義母さんだけ、ちょっと他の兄弟と差があったのか

高校進学しないで家業の農家を手伝うことになっていたけど

頭が良かったから、中学の先生が直々に家に来て

「高校に行かせてやってください」と頼みに来た逸話があるもんな~

 

そして、ラジオの基礎英語講座を先生が聞きなさいといって

町にしかそのテキストが売ってなかったから

自分で買いに行けないけど、先生が買ってきてくれて

それを毎朝、ラジオの前で薄暗い中でテキストを片手に

ラジオを聞いていたって

認知症が進む前に教えてくれたよなぁ。

 

そんなに勉強したのに、農家の家の義父さんと結婚して

英語など全く関係ない生き方で

使用人のように働いて、女中のように働いて

意見を言おうものなら、「だまれ」と言われ。

頭に来たときは、倉庫の端にある段ボールを蹴っ飛ばして

怒りを発散していたって・・・。

優しさも思いやりももらえなかったし

旅行に行こうとか、夫婦で一緒に出掛けようとか

そんなことも言われたことないって、前に愚痴ってたなぁ。

何度も出て行こうって思ったけど

出たり入ったりなんて恥だし出来なかったって。

認知症になる前に、すごく義父さんの愚痴や

昔の話をしていた時期があって

義母さんも苦労したんだなぁって思ったもんな。

 

カムカムの安子は稔さんに愛されていたけど

義母さんはお見合い結婚で、義父さんは冷たい人で

愛されてはいなかったんだろうけど

長男の責務として、丈夫な嫁を貰って

子供をこさえるのが使命だったみたいで

子供は3人生まれたけど

夫曰く、子供に優しい笑顔を向けるような父親じゃなかったと

どこかに遊びに連れて行ってくれたりもなかったし

家族旅行も行ったことなかったと言ってたから

 

義母さんの認知症が進行し始めて

何もわからなくなる前に、初めての家族旅行に

家族水入らずで行ってきなよと私が言って

義父母さんと、義姉さん、夫、義弟さんと

5人家族で日光に旅行に行ったんだよな。

 

私は、核家族だったし父親が愛情深いってのもあって

家族旅行もたくさん行ったし、色んな遊園地とか行ったし

子供が3人とも結婚して子供が出来たら

みんなで温泉や観光地の旅行に行ったりもあって

そういう思い出は、母が亡くなった後も

私たちには残っているし

そういう思い出が、生きていく上で支えになることもあるって思うから。

 

夫の家族が子供が40代後半になって

初めて家族旅行に行ける家族で

良かったねって思った。

義母さんはすぐに旅行の事を忘れてしまったけど

でも、夫たち兄弟には親孝行した記憶は残るでしょって。

 

愛情のかけ方が違っただけで

義父さんは冷たい父親だったかもしれないけど

子供が親のために何が出来るかって

大人になっても思えるってことは

いい親だったってことなんだよね。

 

私の父親は愛情表現が分かりやすく

愛情もあるけど、激怒もあって

殴られたりもあったけど

 

夫の父親は愛情表現がわかりにくく

激怒はしても、暴力は一度もなかったそうで

夫が親に殴られたことないってのが

私には衝撃だったもんなぁ。

 

親は子供を殴るもんだって、私はそう思っていたし

殴られないってあるんだーーって思ったもんな。

 

まぁ、暴力はいかんよほんと。

 

で、カムカムの安子さんなんだけど

この後に、アメリカに渡って

娘のるいちゃんには

憎まれて行くって話らしいよな。

 

そりゃ~ね

母親が子供が幼い時に、どんなに苦労して子育てしても

子供は覚えてないもんなぁ。

 

安子の苦労って、戦後ってことで仕方ないよねって思うけど

3人の男性が安子を愛してくれるってのだけでも

見ている人の中では

「けっ!」って思う人もいるんじゃない??

 

まぁ、ドラマだからね。

あの時代に、誰かを愛していくってのが珍しい??っていうか

ほとんど結婚は家柄のつり合いでのお見合いが主流の時代で

家柄が良ければなおさらそうだったみたいだし。

大好きな人が自分を好きになってくれて

結婚できたってのも、幸せなのよね。

 

息子溺愛お姑さんとか~

女中で働く家なのに、その家の坊ちゃんに愛情抱く

やべー女の雪衣さんとか~

 

モテる女に意地悪してくる女性が久々に出現したもんな

朝ドラ。

いい感じにバランス取れてるもんね。

 

安子さんみたいな女性って

同じ女性から見たら、脅威に感じるってのを

朝ドラ制作サイトもよくわかってるので

意地悪されるってのを見せないと、ドラマ視聴離脱されちゃうもんね。

 

この間の温泉旅行でも朝ドラ話題になって

ある友達が

「意地悪されてるのが見てて面白いよね~~」

と嬉々としながら言ってて

おぉ・・・。女性の敵って女性よね~~って

思ったもんな。

 

素朴系の女子がモテてると

自分磨きしている女性にとってみて、脅威なのよね。

絶対にかなわない何かを感じるのよ。

生まれもった人柄とか、優しさとか

にじみ出る温かさって

自分磨きを重ねても、絶対に手に入らないことで

美しいけど、独身って女性には

ほんと、一番怖い存在になりえる。

 

朝ドラ視聴者って、主に女性で主婦とか

独り身?見るのか??

やっぱり主婦が多いと思うし

なんなら、だんなにそっぽ向かれたり

愛情とかもうないかな~って人もいるもんね。

 

その、「意地悪おもしろ~」と言ってた友達は

息子が結婚して同居していて

嫁さんも住んでいるので、お姑さんの立場なんだけど

普段、とっても嫁さんと仲良くしているのよ。

その方が、「意地悪面白い」って言うの見て

闇を感じた・・・。

 

なんか、自分を抑えていい姑しているから

ドラマの中で、思いきり姑が安子さんに意地悪しているの見て

爽快感感じるんだろうなぁ。

 

私もさ、義母さんが認知症になる前は

意地悪的な事言われたのは何度もあったし

姑的には、意識していないのかもだけど

嫁を下に見たい本能ってのがあるもんね。

 

なんなら、認知症になった今の方が

義母さんに対して、まったくイライラとかしないし

何にも意地悪言ってこないのは

精神的にはすごく楽なのよね~~

 

認知症になって意地悪とか嫌な人間の本性が出る場合もあるけど

義母さんは、そういったタイプじゃないってことなんだけどね。

 

カムカムのドラマの立場としては

るいの立場になる義母さんだけど

義母さんの母親は、すんなり夫の弟と結婚して

家に居続けたわけで

農作業もめちゃ頑張ってやっていて

それをそばで手伝い続けて来た義母さんで

認知症になって、最近までずっと

何かあると、「家に帰る」と

母親に会いに行くと、何度も何度も行っていたもんなぁ。

 

今は、その母親の記憶もなくなってしまったけど

自分が産んだ子供たちより

自分の母親の方がずっと記憶にあって

独身に戻って、母親と農作業をしていた時代が

記憶によみがえっていたのだろうな。

 

今は、いつの年齢に義母さんは生きてるんだろう??

会話の中に、誰かが出てくることもないし

瞬間瞬間の記憶しかないみたいで

瞬時に、直前の会話の内容を忘れていくもんなぁ。

 

娘時代に、朝早くラジオの前で英語講座を待っていた義母さんも

結婚した後に、馬車馬のように働かされ続けた義母さんも

わが子が毎日、気遣ってくれることも

何もかも忘れていくんだもんな。

 

人間の一生の人生なんて

あっという間なんだなぁ。

 

朝ドラの中では急展開に書かれているけど

過ぎてみると、そんな風に急展開に過ぎていくよ。

 

私自身も、お母さんを亡くして

居なくなったら、母親がいなくなったら生きていけないって思ったのに

全然、普通に生活できてるし

息子たちも、自分の人生を歩みだしているし

 

私の人生も、あっという間に過ぎていくんだなぁ~~