前回のブログでは、少食にするといろいろ良いことがあるよ、という内容をお伝えしました。
頭が冴える
睡眠時間が短くて済む
血流が良くなる
アトピーやアレルギーが改善される
糖尿病、精神疾患、がんなどの予防・改善
などが期待できるよ、という内容でした。
その効果はとても魅力的なのですが、やっぱり問題なのは
「自分に続けられるのかなぁ」
という点ですよね。
私も、一昨日から始めたばかりですが、すでに昨日、泣き言を言ってしまいました。
おなか空いたぁ
体質改善は少しずつ
無理は禁物なようです。嫌になってやめてしまわないよう、少しずつ、進めていきましょう。
ダイエットでも急にやめると、「リバウンドしやすい体質になる」と言いますね。
実は、ずーっと食事の量を減らしていると、体重はほとんど必ず戻るようになっています。痩せることを目的に食事制限をしても、ある時点から、全然減らないどころか、体重が戻っていっている、ようになるのは自然なことです。
体質が、少食に慣れていくからです。
痩せることを目的に、我慢して食事を減らしても、体重が減らないどころか戻っていってしまったら、ダイエットもしたくなくなりますね。
せっかく、体質が少食に対応できるようになっても、その時点で気持もついてきていなければ、
「辛いからやーめた」となってしまいます。
ところが、体質は、少しのカロリーでも効率よく消化・吸収できるように変化していますから、急に食生活を戻すと、今まで以上に栄養に体がたまってしまいます。
少食にする目的は、脳の活性化、睡眠時間の短縮、健康増進にあるのですから、体重の増減に過度に一喜一憂するのではなく、自分の気持も同時に少食に慣らしていきましょう。
一気に食事の量を減らすのではなく、辛くない程度に徐々に減らしていきましょう。
食事の回数を減らす?1回の量を減らす?
単純に、「摂取するカロリーの量を減らせば、食事の回数を減らそうが、1回の食事の量を減らそうが、どちらも同じ」、という考えは、ちょっと違うようです。
体内から余分に蓄えられた栄養分を取り除いたり、有害物質をデトックスするには、食事回数を減らすのが正解です。
摂取するカロリーの量を減らすと同時に、胃腸を休ませることも大きな目的の一つです。
胃腸を休ませ、胃腸の壁の粘膜を修復させることが大切です。
また、食事を摂ることによって、血中の血糖値が大きく変動するのはご存知ですね。
空腹時には血糖値は下がっていますが、
食事を摂ると血糖値は一気に上がります。
すると、上がりすぎた血糖値を戻すためにインスリンが分泌されて、血糖値が下がります。
血糖値が下がり過ぎると、今度は逆に血糖値を上げるためにアドレナリンを分泌します。
このアドレナリンは別名「怒りのホルモン」と呼ばれ、これが分泌されると気分がムカムカ、イライラしてしまいます。
このように、食事を摂ると、どうしてもホルモンバランスが不安定になってしまいます。
あなたも、食事の後や、甘いお菓子を摂った後、「なんか体が重いな」、とか「なんかムカムカする」、という経験をされたことが、きっとありますよね。
食事の回数を減らすと、長時間、血液中の血糖量が大きく変動することがなくなるので、ホルモンのバランスも安定します。その結果、糖尿病や低血糖症の予防・改善効果が期待できます。
食事の回数を減らすには、まず、朝食から始めるのが良いようです。朝食を抜くと、半日以上、胃腸に食べ物が入っていない状態にできるからです。
そして次に、「朝食抜きの生活に慣れてきたら、昼食抜きに挑戦してみましょう」、ということだそうです。
私はまだ、朝食抜きを始めたばかりなので分からないのですが、昼食も抜きにすると、お昼以降の仕事のパフォーマンスがぜんぜん違うらしいですね。
睡魔に襲われる、「魔の2時」、が避けられるそうです。仕事に集中できるなら、挑戦する価値はありそうです。
別の著者の本で、「1日1食だけれども、その1食は思いっきり、好きなモノを好きなだけ食べる」というものを見たことがあります。
しかし、この本の船瀬俊介さんは、「1食に減らしても、ドカ食いをするのは良くない」と言います。
ドカ食いをすれば、胃腸に負担をかけてしまうのは分かりますよね。
1食でも、腹八分目に押さえるのが良いそうです。
1食に減らすから、好きなモノ食べても良い?
「食事も夜1回にするし、腹八分目に押さえるからさぁ、好きなモノ食べてもいい」
少食は、始めてみると辛いですからね、こんなふうに自分にちょっとだけご褒美、欲しくなりますよね。
辛くならないように、自分の気持を大切にしてあげること、とても重要です。
でも、やっぱり、できれば、お肉、卵、牛乳は避けたほうが良いようです。
人間の腸は、肉食動物の腸に比べて長いので、肉を食べるとどうしても腸の中で腐敗してしまうそうです。
(それに、私達はライオンやチーターのように、狩った後の超新鮮な肉を入手できません)
この、腐敗した肉(タンパク質)は、有毒アンモニアを発生します。おならや便は、これが原因で臭くなるようです。
発生した有毒アンモニアは腸の壁から血液に取り込まれます。そして、悪さをします。
血液の中の赤血球同士をくっつけて、塊にしてしまうのです。
血液はドロドロになります。血流は悪くなります。
また、牛乳や乳製品も、あまり体には好ましくないようです。
牛乳は異種タンパク質なので、消化・吸収するにはカルシウムを消費します。
その結果、「牛乳をたくさん飲むノルウェー人は、日本人の5倍、骨折率が高くなっている」、という調査結果があるようです。
牛乳の中にあるカルシウムは吸収されにくいようです。骨を強くしたいために牛乳を飲んでいる方は、逆にカルシウム不足になってしまう危険性があるので、要注意ですね。
では、何を食べればいいの
と言うと、
ズバリ、和食です。
日本人が古来、口にしてきた和食は、アメリカの上院栄養問題特別委員会報告で
「最も理想的な食事は、日本の伝統食である」
と報告されました。
特に、昔から「まごわやさしい」と覚えられている
まめ
ごま
わかめ(海藻類)
野菜
魚
しいたけ(茸類)
いも
これらを摂ると良いようです。
でも、あまりガチガチに考えないほうが良さそうです。友達に焼き肉に誘われたり、友人の家に招待されることもありますよね。
そんな時は、有り難く、肉を食べ、酒も飲み、
翌日、断食でもすればよい、とのことです。
私も気楽に、少食ライフを楽しんでいきたいと、思っています。
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