ただ、私も最初読んだ感想は、「あまり新しい情報が無いなぁ」と思ったのですが、後でよくよく考えてみると、「この本を参考に実践してみよう」と考えが変わりました。
最初はつまらなかった
この本は7章から構成されています。タイトルから多くの読者が、ビジネスなどでの成功者になるためのメソッド、を期待すると思いますが、その具体的なメソッドは最後の7章だけです。
1章から6章までの多くの部分を、勝者と敗者、自尊心の高い人と低い人の違いを説明しています。
その内容も、昔からよく言われていることばかりです。例えば6章の「勝者の人格を手に入れる方法」では
- 責任を受け入れる
- 思いやりを示す
- 双方が得をする道を考える
- 言葉を慎重に選ぶ
- など・・・
最後の7章では、勝者になるための具体的なメソッドが書かれていますが、これもよくある成功本にある方法です。自分が望む人物像をリストにして、付箋に書いていろいろな場所に貼っておく。自分の好ましいイメージを、何度も感情を込めて想像する。
この本のどこに新たな価値を見出したら良いか、正直迷いましたが、1章の最初の例を振り返ってみた時、はっ、と感じるものが有りました。
この本の真意に気づけた?!
1章の最初にこんな例が載せてあります。
遊園地で風船を売っている男がいて、あまり売れない時にはわざと風船を飛ばしていた。こうすると、それを見つけた子どもたちが風船を欲しがり、売れるようだ。
あるとき、それを見ていた男の子が男に、きれいな風船でなくても黒い風船でも飛ぶのか、と尋ねると、男はこう答えた。
「ぼうや、風船を飛ばしているのは色じゃない、中に入っているものなんだ」
この例から、私達の人生を成功に導いてくれるのは、風船の中身、すなわち「人生に対する態度」なのだ、と著者、シブ・ケーラーは言っています。
あらためて、7章の成功に近づくためのメソッドで紹介されている、自己暗示の具体例を見てみると、6章までに紹介されている勝者のイメージばかりです。例えば、
- 私は他人や周りの状況にポジティブな面を見つける
- 私は自分の恵まれた点を数えることができる
- 毎日自分を高めるための努力をしている
- 一生懸命仕事をしている
- など・・・
「自分が成功しているイメージをしてみましょう」と言われて、あなたは「一生懸命仕事をしている」自分をイメージしたことが有りますか?
他の多くの成功本では、「社会的に成功している自分」や「裕福な暮らしをしている自分」、「楽しそうにバカンスを楽しんでいる自分」を想像させますよね。しかも期限付きで。
自分の努力だけでは達成できないような成功、すなわち外的な成功をイメージして、目標期日までにそれを達成できなかったら、「やっぱりイメージしても成功できるわけではないな」と、残念な失敗体験を増やしてしまうことになります。
そうではなく、勝者が身につけている習慣を、言い換えれば、私達がやると良いだろうと知っている習慣を繰り返しイメージすることによって、本当に自分の習慣にしてしまおう、というのがこの本の真意なのかな、そう私は思いました。
良い習慣さえ身に付けられれば、風船は高く高く飛んでいける、ということですね。
自分の習慣が変えられたか確認するために、何度もこの本を読むと、自分が変化していっていることに気づけるかもしれませんね。
君なら勝者になれる/フォレスト出版

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