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優しい言葉でビジネス書をご紹介します

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よく、「原因があるから今のあなたの結果があるんだよ」、とか言われます。




仏教思想にも、因果応報というのがあります。




一方で、「正直すぎるとバカを見る」とか、




お金持ちの人をやっかんで、「他の人から搾取しなければ大金持ちになんかなれないさ」と言う人もいます。




どちらが正しいのでしょう




あなたは、「自分の周りの環境は、あなた自身が創りだしたものだ」と言われて、信じられますか?




犯罪を犯してしまった人について、その人の育ってきた環境に一切関係なく、「悪いものは悪い!」と言い切れますか?




人間は自分の人格の制作者であり、自分の環境と運命の設計者である


「原因と結果の法則」の著者である、ジェームズ・アレンは、人間の心というものを庭に例えて、とても上手く説明しています。




「人間の心」というものは、のようなもの、




「人間の思い」というものは、庭に蒔かれた




そして、「環境」は、蒔かれた種がをつけた結果だ、と言うのです。




心という庭には、美しい花の種を蒔くこともできますが、どこかから雑草の種が飛んでくることもあります。




何も手入れをしなければ、庭はやがて雑草だらけになってしまいますが、




とても丁寧に蒔いた種を育て、雑草をむしって管理すれば、美しい庭園にすることができます。




自分の心という庭を丁寧に管理すれば、自分の環境、運命は美しく変わっていくのです。




良い人がバカを見ることはありえません。




ジェームズ・アレンは、「原因と結果の法則」のなかで、このように言っています。


良い思いや行いはけっして悪い結果を発生させませんし、悪い思いや行いはけっして良い結果を発生させません。これは、トウモロコシからはトウモロコシ以外のものはけっして成長しないこと、あるいは、イラクサからはイラクサ以外のものはけっして成長しないことと同じくらい明らかなことです。




そうは言っても、「いい人なのに運に恵まれない人」、逆に「性根が悪いのになぜか成功しているようにみえる人」っていますよね。




でも、これは、私たちがその人のことを完全に理解できていないから、そう見えるだけです。




運に恵まれない人は、本人がよく内省すれば、必ず成功できない原因があるはず。




成功している人は、人には見えない所に、努力や美徳があったりするものです。




宇宙は、本当に、原因と結果の法則に則って、公明正大なもののようです。




どんな種がどんな花を咲かせるのか


ジェームズ・アレンは、この著書のなかで、いくつか原因と結果の例を上げていますので、一部、紹介します。




心という庭に「動物的な思い」という種が根付いてしまうと、




「自制の効かない肉欲的な生き方」という花を咲かせ、

「貧しさや病気に満ちた環境」という結果が現れます。




心という庭に「恐怖や疑いに満ちた思い」という種が根付いてしまうと、




「優柔不断で臆病な生き方」という花を咲かせ、

「失敗や困難に満ちた環境」という結果が現れます。




逆に、美しい草花や美味しい果実の種を蒔くと、素敵な庭になります。




心という庭に「気高い思い」という種を蒔くと、




「自制の利いた穏やかな生き方」という花を咲かせ、

「平和にあふれた静かな環境」という結果が現れます。




心という庭に「勇気と信念に満ちた思い」という種を蒔くと、




「速やかに決断し行動する生き方」という花を咲かせ、

「自由と成功と豊かさ」という結果が現れます。




思ったような結果が出せていない理由は何?


種も蒔いて、きちんと水も肥料もあげて育てているつもりなのに、なぜか良い結果が出ないことがあります。




それは、雑草が邪魔をしているからかもしれません。




例えば、ここに、深刻な生活習慣病を抱えて、本気で健康を取り戻したいと思っている男性がいるとします。




彼は、不健康な状態の改善のために、多額の投資を自分のためにしています。




スポーツジムに通ったり、サプリメントを取り寄せて常用したり、減肥茶を呑んだり・・・




それでも生活習慣病が改善しないのは、なぜでしょう




それは、彼が「食べたい」という欲求を抑えられないからです。




異常な食欲、という雑草を引き抜かない限り、彼は健康という実りを手にすることはできないでしょう。




ジェームズ・アレンが言うには、


私たちの願いや祈りは、私たちの思いや行いがそれと調和したものであるときにのみ叶えられる


そうです。




ですから、期待する結果を得るには、その結果と調和しない思いを心の中から取り払い、良いものだけで満たす必要があるのです。




生活習慣病を改善させるのなら、サプリメントに頼るのではなく、まずは暴飲暴食を改めるところから始めるべきですね。




次回は、「原因と結果の法則」から、ビジョンをもつことについて、お伝えする予定です。


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