「できる男は超少食」という本のブックレビューの中で、芸能人のタモリさんも1日に1食しか食べていない事を紹介しました。
タモリさんも謎の多い人ですね。「笑っていいとも」をやめられてからも芸能界を引退する方向ではなく、今まで以上に仕事を楽しんでいるように見えます。
「夜タモリ」という番組を、あなたはご存知ですか
宮沢りえさんが、バー「ホワイトレインボー」のママをしていて、そこに常連のタモリさんがいる。毎週いろいろなゲストが来て、トークやダンス、得意な楽器のセッションを楽しむ番組です。
タモリさん、とっても楽しそうです。やっていることは「いいとも」とほとんど同じようですけど、自由にやっています。
タモリさんの肩の力の抜けた自由さってどこから来るのでしょう
ちょっと知りたくなって「なぜ、タモリさんは『人の懐』に入るのが上手いのか?」という本を読んでみました。
コツ1 立派な人間にならない
あなたにも欲はありますよね。
「お金持ちになりたい」
「出世したい」
とか。
だから、努力できるのですが、タモリさんの生き方は違います。 タモリさんは、
「人間にとって一番恥ずかしいことは、立派になるということです。僕にダンディズムがあるとすれば、このへんですね。」
と言います。
立派になったり、えらくなったりすると、大変だよ、という考えのようです。
確かに、スポーツ選手でも一流の選手になればなるほど、練習にかける時間も情熱も半端ではないですね。
有名人になれば、どこに行っても気が抜けなくなりますものね。ちょっと怒ったり、少しズルイことするだけで、随分バッシングを受けたりします。一般人なら普通にしていることなのに。
その点、いつも「俺はいい加減だから」と公言しているタモリさんは、有名人ではありますが、どこへ行っても素のままでいられそうです。
おっさんくさくても、下ネタ話しても、それがタモリさんですから。
立派な人間にならない、頑張らない、これがタモリ流の気楽な生き方のようです。
自分が頑張っていないから、人に対する考え方も寛大になりますね。 タモリさんは
「オレは何事にも期待していないところがあるんだね。オレは人間性に対して信頼をおいていない。」
と言います。
だから、人間関係もうまくいくようです。
コツ2 自分を客観視する
タモリさんはナインティナインの岡村隆史さんに、仕事で余裕を持つためのコツを次のように教えてあげたそうです。
「余裕というのは、オーバーに言うと、幽体離脱したみたいに自分をちょっとズレた視点から見られるということだね。お笑い以外の分野の立場に一度立ってお笑いを見てみると、余裕ができるよね。そうすると変に一生懸命やっている自分がおかしかったりする。結局は、こんなことを一生懸命やっていても、たいしたことねえよな、と思ったりもするんだよ。」
自分自身を別の視点から見てみる、ということですね。
この本の著者の内藤誼人氏は、私たちにもできるテクニックとして、セルフ・トークという方法を提案しています。
セルフ・トークは、何かプレッシャーを感じたときに、もうひとりの自分自身と会話すると、気持ちが楽になる、という方法です。例えば、
「お~い、もうひとりの俺、助けてくれ!」
「おいおい、またかよ。いつも俺に頼りやがって。今日はどうしたんだい?」
こんな独り言を言ってみるそうです。すると、心を落ち着かせ、余裕を持たせるのに効果があるそうです。
自分らしく、無理をせず、飄々としてタモリさんのように生きていけたら、人生が楽しくなりそうですね。

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