「サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な『答え』が出ている」という本から、今回は「お金と幸福について」を読み解いてみました。
お金と幸福度は、本当に関係がないの?
お金の悩み、なかなか尽きないですよね。
お金があったらしてみたいこと、お金があったら我慢しなくても良いこと、沢山、沢山、有りますよね。
よく、「お金と幸福度は、関係がない」と言われますが、本当のところはどうなのでしょう
この本でも、お金と幸福度はそれほど関係しない、と言い、国民所得と生活満足度の変化について実例を上げて説明しています。それによると、
日本の1人あたりの国民所得は1963年には約22万円でした。
2008年には275万円と、45年間で10倍以上になっています。
ところが、生活満足度についての調査結果は、この間ほとんど変わっていない、ということです。
やっぱり、お金は幸福度と関係がないのでしょうか
改めて、自分自身で考えてみました。ちょっと想像してみてもらいたいのですが、
あなたは、平安時代の貴族の生活に憧れませんか
とってもお金持ちで、沢山の女房にかしづかれて、宴会やけまりに興じて、
いいですよね、平安時代の貴族になってみたいですよね。
でも、もう少し突っ込んで考えてみると、
平安時代、トイレはポータブルトイレです。今のようなウォシュレットはもちろんありませんし、くみ取り式のかわやさえ、まだありません。
平安貴族は、ほとんど風呂には入りません。そのため体臭がきつかったので、お香を着物に焚くことでごまかしていたようです。
エアコンももちろんありません。それどころか、屋敷には雨風をしのぐ壁や建具は一部にしか無く、大部分は開けっ放しです。冬は相当寒いでしょう。
布団もありません。屋敷の主人はベッドのように畳を使っていましたが、他の人達は板敷きの床に横になり、着物をかけて寝ていたようです。
いかがですか、保健衛生、生活環境という面から見ると、今の生活は平安時代の貴族の生活よりずっといいですよね。
今の私達の生活を平安時代にしようと思うと、映画のテルマエロマエのように、大勢の召使を使ってサービスを受けないといけませんね。
話がちょっとそれてしまいましたが、私達が感じている幸福感というのは、お金でも生活水準でもない、ということはお分かりいただけたのではないでしょうか。
実は、現代に住む私達の生活は、平安時代の貴族からすれば夢のように羨ましい生活水準ということになるのでしょう。
お金はどのように使うと幸せになれるのか
話が本の内容からそれてしまいました。 この本の著者の西内啓氏の調べたところによると、
「人生においてお金に対する優先度や執着が高い」という心理傾向を持っている人は幸福度が低くなる
のだそうです。
ですから、お金は稼ぐことよりも、使うことのほうが重要なようです。
つまり、お金を使って解決できる問題は、上手にお金を使ってきちんと解決すること、が幸福感につながるようです。
お金の使い方ですが、物よりも経験に使うほうが、同じ額でも長期にわたって幸福度につながる、のだそうです。
例えば、初めての場所に旅行に行く、とか、パラグライダーで空を飛ぶ体験をしてみる、とよいそうです。
さらに、それよりも幸福度に影響するのは、大切な人にプレゼントを上げて喜んでもらうことだ、と西内氏は言います。
確かに、私達の親世代の方々(年金を受給し始めた方たち)に、少ない年金で生活しながらも、孫が来れば食事に連れて行ったり、お小遣いをあげたりしてニコニコしている方も多いですね。
ほんの小さな親切でも(電車で席を譲った、とか、階段を登っているお年寄りの荷物を持ってあげた、とか)、こちらが恐縮してしまうくらい感謝されることもありますよね。
お年寄りの方々は、自分が幸せになる方法を、体験からしっかり学び取られているようです。
だからといって、私達がお年寄りの方々のご好意に甘えるのではなく、私達も同じように実践して、日々幸せを味わいながら生活する知恵を身につけていけるといいですね。
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