空とともに・・・ | Count on 優紀

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モンスター育成とか本の感想とか海外での話とか。

これはゆうきが先輩に頼まれて書いた作文なのですが、
実はこのサイトのタイトルのきっかけとなりました。
今回この作文を載せた
「SAKURA」
とゆー新聞が発行されたのでBLOGのほうにも公開することにしました。
ちなみにお題は
「留学して1年、最も印象に残ったこと」
です。
まぁ、文は稚拙ですが読んでやってくださいw



アメリカに留学して早一年。
色んな思いを胸に渡米してきたあの頃はもう一年前のことになる。
語れることはたくさんある。
楽しかったり、
苦しかったりで、
色々あったから。
でも、そのなかでも特に印象深いのは「空」である。

ここに来てよく昔のことを考える。
自分がどんな子供で、
何を考えて、
どう行動していたのかを。
僕は子供の頃からよく空を見上げていた。
漂う雲に吹き行く風。
それらを感じながら僕は、
ただ青い空を眺めては一人考えにふけっていた。

ここの空はテキサスというだだっぴろい土地のせいもあってか
やけに大きく、
広がって見える。
日本の空とは違い、
何かとても偉大なものに思えてくる。
おそらく子供の頃アメリカにいて、
再び戻ってきたことで空も一段とよいものにみえるのだろう。
懐かしさもでてくる。
僕は空の魅力を再認識し、
また空を見上げて考えるようになった。

僕たちはただアメリカに来たわけではない。
留学しにきているのだ。
とふとそんなことを考えた。
この違いは何か。
ただアメリカに来ているのであれば、
一人でも、
友達とでもいいからその生活を楽しむだけでいいだろう。
しかし、
留学の場合は違う。
勉学と日常生活との両立、
人との触れ合い、
日本にいる親や友達との関係、
色々なものが複雑に絡んでくる。
これらの複雑さに戸惑いを感じるたび、
僕は空を見上げて考える。

ここに来た当初は何もかもが懐かしくて、
でも新鮮で、
ただただ楽しかった。
上に書いたことの違いに気付くまでは、
留学生であることを忘れ、
アメリカでの生活を楽しんでいた。
そして失敗した。

留学生は留学生として、
勉学に励み、
親の援助に感謝し、
期待に答えなければならない。
新しいことに耳を傾け、
理解し、
答えなければならない。
空を見上げ、
考えてるうちに空は僕にこう教えてくれた。

この答えに辿り着いてから僕は勉学にもまじめに取り組むようになった。
人生のこの時期に他国で生活できることはなかなかできるものではない。
生活も楽しむべきだ。
でも、それだけではだめだということを意識しだした。
進歩だ。

空は僕にとっては特別だ。
様々なことを教えてくれる。
頼れる。
所詮ちっぽけで脆い人間は
何か偉大なものにすがらないとやっていけないのかもしれない。
人生というわけのわからないものに立ち向かえないのかもしれない。
頼るものは人によってそれが神であたり宗教であったり理想の自分であったりする。
それが僕の場合は空であっただけだと思う。
空が僕の保護者であり、
先生だったのだ。
これを読んでくれている人にもそんな対象がいるかもしれない。
空を見上げ、
空と語り、
空とともに時を過ごす。
こんなとき僕は人生について考え、
生きていることを実感する。
空はいつもそこにあって僕を見守っていてくれる。
だから今日も空を見上げ、
僕は前に進んでいく。

空とともに。