水面に浮かぶ光
ざわめく波の音 
揺れる水平線の先に
浮かぶ 淡い君の姿



水中で鳴るアラームと
黒い影が差し伸ばした手
聞こえてくる残響から
目を背けて



墜ちてく




海の底から見上げたんだ
真っ暗で何も見えなかったんだ
「きっと上にはいるんだろ?」
瞳閉じて 溢れた涙





ふと気づく 街の明かり
反射する 水辺の色
鮮やかすぎて とても綺麗で
僕の瞳は塞がれた



真横で鳴るアラームに
「君はもう戻れない。」と一言
言われなくたってわかってる
あの日の君に背を向けて





海の底で聞いた唄は
小波の音で掻き消された
「お願いここから連れ出して。」
振り絞った声を 嘲笑う海



海の底から見上げたんだ
光射す君の元へ
差し出された柔らかい手
握りしめて僕は歩き出す




大好きな物も
大好きな人も
僕には重すぎて
全部この海に預けよう
そしたらきっと 楽になれるかな