SHED | 秘密基地

SHED


あの時流した涙は
無駄ではなかった
今なら素直にそう思える
それは嬉し涙も悔し涙も
涙はいつだって僕の心を満たしてくれたから
誰のどんな言葉より
しっかり受け止めて
しっかり支えてくれたのは
頬を伝った一筋の涙だった


涙溢れても
恥ずかしがらず
涙溢れても
俯いてばかりいないで
涙溢れても
前を向いて
顔を上げたら
ほらね 沢山の左手が
だから右手を差し出そう


他人の優しさに涙したのは
ほんの数回
現実の厳しさに涙したのは
数知れず
それでも
思い出すのは
貴重な数回の涙


涙溢れても
恥ずかしがらず
涙溢れても
俯いてばかりいないで
涙溢れても
前を向いて
顔を上げたら
ほらね 落ち着いたでしょ
ゆっくり空を見上げよう


悔しくて泣いたあの日の事を
悲しくて泣いたあの日の事を
苦しくて泣いたあの日の事を
思い出せば
今でも辛くなるけれど
心潤してくれた涙に
感謝しよう


涙は止めるものではない
涙は拭うものではない
流れるままに流しておけば良い
込み上げる感情は
誰にも抑える権利ないから
怖がらず
あるがままで居れば良い


どんなに頑張っても
伝わらない事はあるさ
どんなに頑張っても
認めて貰えない事はあるさ
どんなに頑張っても
報われない事はあるさ
そこで諦める事は
簡単だけど
そこまで頑張って来た事を
せめて形にしよう
それが完成したなら
もう良いよ


涙は止めるものではない
涙は拭うものではない
流れるままに流しておけば良い
自分の無力さに嘆き
自分を追い詰めてしまうけれど
全部が全部悪い訳じゃない
今のままで良い


誰の事も信じられなくて
誰の事も頼れないなら
自分の涙だけを救いにすれば良い
震える肩に
きつく握った拳
暴れる代わりに
拳も心も開いて
あとは泣くだけだよ
構えなくて良い
心配しなくて良い
周りの目なんかどうでも良い
泣く事だけは
いつだって自由
我慢なんて必要ない


誰も言ってくれないなら
今ここで言ってあげるよ
「大丈夫だからね」