すべての人類を破壊するそれらは再生できない 18巻


最終巻です。
元々、カードゲームのことはわからんのですよ。で、ストーリーのほうも、最後のほうはよくわかんなくなってたんですが・・・





やっぱ慧美(えみ)は、近年のマンガ・ヒロインで最も魅力的に映ったキャラですね。



オレにとってはね。
前にも書いたけど、この作者さんの絵柄って、決して美麗なものではないんですよ。正直、やや古い絵柄とも思えます。
ただ、慧美というキャラはビジュアル的にも、妙にかわいいんですよね。「昔の少年マンガのヒロインっぽい絵柄」とでもいうか。
まあ、慧美の場合は「キャラ設定全体がかわいいというか、魅力的」なんでしょうけどね。ちょっとギャルっぽいトコもあるけど、基本的には王道ヒロイン――優等生すぎず、跳ねっ返りすぎず、また、お姉さんすぎず、妹キャラ、ロリキャラというわけでもない、というか。
で、主人公のはじめとは、それぞれ別の道を行くことになり、ここで彼らの「少年少女時代」は終わるんですが・・・。
12年後に再会したふたり。この際の慧美の涙――「十二年も・・・遅刻しないでよ・・・」に、グッときましたね。
さらには、



はじめによるプロポーズ。



また、はじめも男の顔になって、戻ってきましたからね(笑)。
当然、受ける慧美。
いやぁ、若いっていいですよねぇ(笑)。まあ、マンガならではの展開というか、現実においては、はじめと慧美のような例は「思い出」として終わっちゃうと思いますが、それでもね。ホント、微笑ましい。
そんなわけで、はじめも慧美も、魅力的なキャラたちでした。作者のお二方におかれましては、お疲れ様でした。


いとこのこ 1~3巻


こちらは「以下、続刊」です。
X(Twitter)で回ってきて、ちょっとおもしろそうだったので。
わけあって、夏休み中は叔父一家が住む熊本で過ごすことになった(のぞむ。別に絶望しているわけではないよ/笑)。その家には従妹の(そう)がいて、やたらと自分にひっついてきたり、ちょっかい出してきたり・・・まあ、爽なりに甘えているんでしょうが、望のほうも戸惑いつつも・・・?
望は中二、爽は小学校六年生です。
このふたりもまた、微笑ましいんですよ(笑)。
爽は爽で、望が大好きです。多分、いや、絶対に恋愛感情もあるんですが、本人としては自覚してない部分もあって、そのさまも込みで初々しい。
望も、相手は小学生ですので、こっちはまだ恋愛感情はないと思いますが、それでも満更でもなさそう描写も。
まあ、私もリアル従妹がいて、「そいつとガキのころ、そうなってたら」と考えると、気持ち悪いんですが(って、向こうも同じでしょうが/笑)、他人、それもマンガのキャラだと、こうもかわいく思えるもんですね。
また、「活発な爽と、都会っ子な望」の対比がね。望も運動神経が鈍いとかではないんですが、爽がアクティブ過ぎるんで(笑)。
それと、このふたりの「夏遊び」がね。さすがに「岸壁から海へダイブ」なんてことはなかったけど、海水浴にしたって、夏祭りや花火にしたって、虫取りにしたって、やっぱり懐かしいですよね。
あるいは、駄菓子屋の話とか、秘密基地の話とか、これらのエピソードなんかは、涙腺が緩みそうになりましたよ(笑)。
で、爽がそういった活発さだけでなく、ビジュアル的にも男の子っぽいとされていて、本人もそれを気にしているトコがあるんですが・・・まあ、そこはマンガなんで、充分に女の子っぽい顔立ちになってると思います(笑)。
ってか、「男の子顔」な美人さんっていうのも、いるからね。女優の広瀬アリスや高畑充希なんか、その典型かもしれません。
そういったこともあってか、爽はやはりモテます。同級生のタケルなんかは、「おとこ女!」などと、彼女に悪態ついてきますが、明らかに「好きなコをいじめる小学生男子」の心理ですからね(笑)。
また、望のほうも、彼から見てひとつ上の尊(みこと)に興味持たれててね。この尊さんが、タケルの姉ちゃんだけあって、お姉さん気質なトコもあるんですが・・・基本、「物静かだけど、おもしろいことが大好き」って人で、「タケル→爽→望」の三角関係(?)に興味津々というか。
ってか、尊さんは尊さんで、前述のとおり、望のことを気に入ってるようでもあります。
果たして、彼ら、彼女らの恋の行方は一体?

この作品は、続きが楽しみですね。近年、マンガは一回読めば終わっちゃうんですが、この作品はもう三回くらい、通しで読んでます(笑)。
複数回、読んじゃうなんて、最近(近年)では「角栄に花束を」「鎮護庁祓竜局誓約課」と、るろ剣北海道編で、斎藤一が活躍するエピソードくらいだったんですが、それら以来ですかね。
また、この作品は「人の世の汚い部分を排除している」といった作風でね。作者さんが意図してやっているのかは不明ですが。
まあ、望の過去に、「彼がそれっぽいことに巻き込まれた?」といえる要素もあるのかもしれませんが、基本的には「人の世の汚い部分、煩わしい部分を表現しないストーリー」となっていますので、気軽に創作を楽しみたいときなどには、うってつけではないでしょうか。