積み重ね | 書道家 北村雲星の小ネタ集

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6年ほど前、書道家になろうと決めた時、まずは楷書を徹底的に書こう、と思いました。


誰にでも上手い下手が如実に分かる楷書。


つまり誰にでも上手いと思える字を書ける事が一番大事だろう、と。


それ以来、私は楷書の臨書に最も時間を費やしております。



ちなみに楷書の臨書には、次の様なマイルールがあります。


扱いが難しい筆を使う(羊毛のかなり軟らかい筆)


●扱いが難しい半紙を使う(にじみ易く、かすれ易く、抵抗が強い半紙)


●一枚に六文字書く


●六文字とも自分なりに良く書けたら次の六文字に進む


●一文字でも気に入らない字があったら何度でも書き直し


●良く書けた紙だけ取って置く


●ひたすら基礎を大事にする(特に脱力)



我ながら、なかなかにドMですね!( ゚∀゚)=3ムッハー



最初の3年は、市販のお習字基礎手本2冊と九成宮醴泉銘(欧陽詢)を書いておりました。


3年前、引越しをする際、その紙は全て捨て、それからはずっと師匠が一番好きだという古典・道因法師碑(欧陽通)をちまちま書いております。


ええ、後半の3年間、楷書はそればっかり書いております! (Φ皿Φ)クワッ!


ちなみにようやく4分の3ぐらい進みました。




臨書




やっぱり六文字しっかり書けないと次に進まない、という縛りは結構キツイですね……。( ̄_ ̄lll)


我ながら、かなり非効率的な練習をしていると思います。(; ̄ェ ̄)


何度か気に入った物が書けようが書けまいがどんどん先に進めようか、とも思ったのですが、結局書き直したくなってしまいます。


あ、ちなみにこの他にも書道会の課題とか、行書とか草書などもちまちま練習しているので、完全にこればかりという訳ではありません。


あしからず。


――とは言え、さっさと他の課題(北魏など)にも取り組んだ方が良いんじゃないか?

とも思うのですが、やっぱりここまで積み重ねてしまうと最後までちゃんと書いたですね。



例え歩みが遅くとも、積み重ねには意味がちゃんとあると思うのです。




積み重ね





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