展覧会の作品制作に勤しんでおります。
新聞紙に書いた字をカッターで切り抜いた型に、スプレーを吹き付ける工法です。
ちまちま切り抜いております。
新聞紙なので耐久性はありません。
一回スプレーしたらビリビリに破けます。
ついでに言うと、出来た作品にも耐久性能はありません。
１週間の展示が限度だと思われます。
……というより、会場まで運ぶ途中に塗装が剥がれないかどうか不安で不安で仕方がありません。
家に飾れる大きさでもありませんし、展覧会が終わった後はゴミ箱行き間違いなしの作品なのですが、徹底的に細かく、元の字を出来るだけ再現出来るように切り抜いております。
何故たった１週間弱のために、手間やコストを掛けて、夢中になって制作するのか？
正直自分でも分かりません。
ただひたすらに、ひたむきに、カッターを走らせます。
ただ単に、こういう作業が楽しいから、好きだから、という事もありますが。
この作品を見た方に、何かを感じて欲しいから。
感動させたいから。
感激して貰いたいから。
一瞬だけ咲き誇り、しかし確かな存在感を主張する花火の様に、見た人の記憶に残る作品を作りたい、という気持ちが強くあります。
未だに完成していない作品で、ちゃんと形になるかどうかさえまだ分かりませんが、是非会場へと足を運んで頂けたら幸いです。
宜しくお願い致します。
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