硯 | 書道家 北村雲星の小ネタ集

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明日は第5回目のお気軽書道スクールです。


衝動買いしてしまったキラキラ光る固形墨5色セットですが、短時間で出来る創作ではとても重宝しております。


毎回、使うと驚かれるんですよねぇー……。


写真ではキラキラ光る様子が出ないので、その輝きをお見せ出来ないのは残念です。



ただ、一点だけ問題がありまして。


固形墨なので使うには勿論、硯が必要なんですよ。


5色全部使うとしたら、硯が5個。


硯を5個持って出掛けるのって……大変です。( ̄_ ̄lll)



……と思っていたら、ダイソーで小筆用の小さな硯が売っていたので3個ほど買ってきました。


小筆と固形墨と小さな硯が付いて108円。


一体、今の日本はどうなっているんだ……。( ̄д ̄lll)



そう言えば、以前、筆職人さんを訪ねた時、その職人さんが、

「ダイソーの硯は結構良い石で出来ているので、中途半端な値段の硯を買うぐらいなら、ダイソーの硯を5~6個買って、程度の良い物を選んだ方が良い」

みたいな事を言っていましたね。



……とは言え、やっぱり量産品。


ぶっちゃけ……汚いです……。


機械による加工傷が大量についていますし、なにより黒炭を持った時みたいに、持つと手が黒い粉で黒くなります。



という訳で、耐水ペーパー(水に濡らして使うタイプの紙ヤスリ)で磨く事にしました。


まず初めに荒さ800のペーパーで加工傷を綺麗に落とし、その後荒さ2,000のペーパーで綺麗に磨きます。


一応注意しておきますが……

高い硯でこんな事をやっては絶対にダメですよっ!? (Φ皿Φ)クワッ!


良い硯はキチンと専用の砥ぎ石で磨きましょう。

もしくはお店に持って行きましょう!!


30分ぐらい磨いていると、水を弾いていたなんだか油っぽい肌が、吸い付くようなしっとりとしたツルツルの肌になってきます。



硯比較

左が研磨前・右が研磨後




硯の表面はザラザラしている方が良く磨れるんじゃないか?


なんて誤解されている方が多いかと思いますが、実は表面がツルツルしている方が墨の粒子が細かくなって、綺麗な色が出るので、高い硯はみんな表面がツルツルしております。



しかし……あれですね。


硯を磨きながら思ったのですが、文房四宝(筆・紙・硯・墨)のうち消耗品でないのは硯だけですね。


将来、私が名を残すような人物になった時には、何百年後にも、この100円しない硯が、あの北村雲星が愛用していた硯として、大切に保管されたりするのでしょうか?


いやいや、それは考えが小さいですね。


何千年と地中にあった石が、今ここで硯になって私に磨かれている。


それはなんだかとても凄い事ですね。


……ん?


更によく考えたら、もっと凄いゾ。


今の地球は元をただせば小隕石の衝突によって出来たとか。


という事は、この硯は60億年昔には宇宙を彷徨う隕石だったはず。


……とか考えながらやってないと、単純作業はツライです、はい。



硯が綺麗になったので試しに墨を磨ってみました。




墨磨り



ちょっと丘(墨を磨る所)が小さくて、池(墨を溜める所)が大きいですかね。


少し磨る場所が狭くて磨り辛いです。


でも綺麗に磨れました!(ΦωΦ)ムフフ…


よく見ると、墨の上に光るハートも飛んでますね!( ゚∀゚)=3ムッハー




これで準備OK!


荷物が軽くなりました!!




硯2





生徒募集中!(ΦωΦ)ムフフ…
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