為 | 書道家 北村雲星の小ネタ集

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ドラマとかマンガで、

「貴方の為に……」

とか言う登場人物は悪役、とまではいかなくても大抵嫌われ役です。


よくあるのが、

「○○ちゃんの為なのよ」

とか言いつつ、子供に勉強を強要する母親とかですね。


「貴方の為」とか言っている人物の大半はとても感情的で、視聴者をイライラさせるイメージがあります。


"なぜ視聴者をイラつかせるか?"

を、私なりに解釈しますと、『貴方の為』と言いつつも、結局は自分の見栄のためだったりするのが透けて見えるからだと思います。


そして本人も、

「貴方の為にこんなにしているのに、どうして分かってくれないのっ!? ムキィィーっ!!」

と、癇癪を起こしていたりしますね。


全然その人の為になってない、とか。


"人の為"と書いて"偽"になるように、"貴方の為"といいつつも、結局それは自分自身のためであり、偽善だったりしてしまう事が多々あります。



結局、人は自分が最優先だったりするんですよね。


でもそれは良い悪いは関係なく、それが生物として正しい姿だと私は思うんですが。




一方で、仕事というのは、他人の為により良く働いた人ほどよい収入を得る権利が有る物だと私は思っております。


人は皆、本能的に自分が最優先です。


そうでなければ生物としてどこか壊れています。


大体において人は皆、自分の為に何かしてくれる人により多くの報酬を与えたい、と思うものです。


まあ、当たり前。


愛想の悪いお店と、よくしてくれる同じ様なお店があったら、行くのは後者のお店ですよね。



ここでちょっと矛盾があるように思えます。


"他人の為"に働くから高い報酬を得られる。

でも、

"他人の為"とか言っている人は偽善っぽいし、胡散臭い。


という話しです。


なんだか難しく思えますよね。


でもそこはそれ。


それは矛盾しないように、"他人の為"と"自分の為"を両立するように考えてみると良いんです!


例えば、私の教室の玄関には、『幸』という作品が飾られております。


これは私が教室を始めるにあたり描いたビジョンですね。


通う生徒さんが、幸せでありますように。


という意味です。


このビジョンは"生徒さんの為"のビジョンですが、"私の為"にもなるのです。



ほら、生徒さん達が幸せいっぱいで通っているのに、そこの先生が不幸だったり不満気だったりする絵図って想像がつき難いじゃないですか?


その場合、たぶんパターンは2通り。


生徒さん達がいじめっ子ばかりで、集団で先生をイジめて楽しんでいる場合。


もしくは先生の性格に問題があり、幸せそうな人を見るとイライラする人の場合。




……話しが逸れました。


上記のパターン以外では、生徒さんが幸せそうに通っているなら、先生も幸せなはずです。


ほら、生徒さんが教室に来て楽しんでいるなら、辞める事なく長続き!


生徒さんが増える一方、先生の収入も増える一方でホクホクっ!!


なんて幸せっ!!


さあ、明日も私の幸せのために、生徒さん達には幸せになって貰うゼっ!!



……腹黒い一面を出してしまいました。



まあ、とにかく"他人の為に働く事"と"自分の為に働く事"が両立出来れば、それ以上に幸せな事はない様に思えます。



『自分の為に、他人の為』


なんだか矛盾した言い方かもしれませんが、誰でも両立は出来ると思うのです。




為




以前、テレビで、官僚を目指す東大生が、


「ずっと努力してきた自分が、高い報酬を貰うのは当たり前」
と発言しているのを聴きましたが、これはやっぱり間違いだと私は思うのです。


ずっと努力してきたのは自分の為でしかないのだから、その事で高い報酬を受取る権利なんかないんです。


官僚になった後で、世の中の為にちゃんと働いて、役に立って初めて高い報酬を受取る権利があるのだと思うのです。


そこを履き違えてはいけないと思うのです。





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