父母 | 書楽家 北村雲星の小ネタ集

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ここ数年で、中高校生の子供を持つ方と話しをする機会が非常に増えました。


皆さん、一様に子供に対する悩みが尽きないようです。


特に母親にとって息子は謎多き生き物みたいです。


『いきなり息子がそっけなくなった』

『何をしても反応が薄くなった』

『一緒に外出するのを極端に嫌がる』

『だらだらして何もしない。偉そう。すぐに怒る』


などなど。


だいたいどの方も言っている事が同じです。


……そして、

とても身に覚えがありますっ!((((;゜Д゜))))



あ゛ー、そんな時期がありましたー。il||li_○/ ̄|_il||li



自立心と自尊心がやたらと肥大化して、男特有のつまらないプライドが芽生えて、親の言うことを聴けないわ、素直になれないわ、それでいて自立する訳でもなし、何かしなきゃいけないと思うのだけれど、何をしていいのか分からないわ、満足できないわ、色々と葛藤して悶々としているのだけれど、結局何も出来ずにグダグダしてしまうわ、そこを指摘されると直ぐにキレるわ。


ろくでもありませんでしたネー。( ̄_ ̄lll)


なんなら今でもろくでもありません……。(‐ω‐;)



まあ、自分の子供が心配になるのはなんとなく分かるのですが、大勢の母親が同じ様な悩みを抱えていて、大勢の男には身に覚えがある、という事は至って平均的な成長過程といってもいいのではないでしょうか?



この年頃の男の子は、色々な葛藤と矛盾とを抱え込んでいるので、突付くと簡単に破裂するんだと思います。


生暖かい目で見守るぐらいで丁度良いのかもしれません。



私の親は割りと平然としていましたけど、恐らく私に対して結構な悩みを抱えていたんでしょうね、きっと。


いえ、たぶん今も尚、色々と悩みを抱えているんだと思います。



申し訳な――……いえ、ありがたいことです。



きっと今、気難しい年頃の息子さんも本当は親に感謝している、もしくはいずれ感謝するようになると思います。


気長にお待ちください。m(_ _)m




父母




父母は偉大だ。




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