局面 | 書道家 北村雲星の小ネタ集

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『大局を見れぬ愚かな民衆めっ!』

……というのは、フィクションに登場する悪徳権力者がよく口にする言葉だ。


言葉は違えど、似たり寄ったりな事をよく言っている。


確かに権力者は大きな視点で物事を判断する事が一番大事だと思う。


けど、大きな物事は小さな物事の積み重ねによって生まれている訳で。


小さい無駄が積み重なって、巨額の負債になっているのだと思うのだけどね。


問題が数多く指摘されている法案を議論する前に、省くべき無駄がいっぱいあると思うのだけれど。


多数決の頭数要員でしかない議員とか、ザル審査の生活保護需給とか、乱立する第三者機関(笑)とか。


癌細胞はどんなに小さくても癌であり、放って置くとマズイ事になるのは目に見えている訳で。


大きいとか小さいとか関係ないしね。


物語における大局しか見ていない為政者は大抵、足元を掬われて失脚するけど、現実ではどうだろう。


ちょくちょく首相が代わるのだから、やっぱり現実は小説よりも奇なりかもしれない。





……とまあ、政治について批難してみたのだけれど。


実はこの大局の話しは、自分自身にも当て嵌まる事で。


大局(未来)の事ばかりを考えて、目の前のことを疎かにすると必ず後で手痛い事になるわけで。


逆に目の前のこと(現在)にばかり囚われていると、やっぱりお先真っ暗になってしまったりもする。


大切なのはバランス感覚だと思う。


大局(未来)も大事だし、細かい事象(現在)もとても大切。


――という訳で、未来を明るく想い描きつつ、目の前のことを一つ一つ丁寧に片付けていく。



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