人の価値 | 書道家 北村雲星の小ネタ集

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書道を始めてからというもの、若い世代(特に十代)と話しをする機会がとても増えた。

話しの流れでよく年齢を訊かれる。


……が、正直に実年齢を告げると

「オッサンじゃんwww」

と大抵、小バカにされる。


なぜっ!?


いや、『年上を敬え』とか古臭い事を言うつもりもないけどね、年齢が高いってだけで笑い者にされる意味が分かりませんよ、本当。


最近、みんな年齢に対して異常にネガティブだな、とよく思う。


社会全体が『若い人の方が価値がある』と言っている感じだ。


というよりも、『若い人の方が偉い』って表現の方が近いかも。


例えば、現在、日本における園児とか小学生の身分は、王様並みの様な気がする。


地域のコミュニティーが機能していない現在、子供が関わる大人というのはサービス業の人達だけだ。


つまり子供の方が顧客で、身分が上。

大人は皆、子供にサービスする側。


更に言えば、学校の先生達ですら王様の配下だ。


下手に逆らえば、王の親衛隊であるPTAにケチョンケチョンされるし、どんなに酷い態度をとった子供でも、厳しく叱ればマスコミすら出てくる始末だし。


まあ、そんな中で育てば、

『大人=召使い』

みたいになるのは当然の様な気がする。


でもそれは長くは続かない。


少し賢い子達は義務教育が終わる頃には、自分達も着実に歳を取るという事実を実感し始める。


それ即ち、身分の転落。


なので、大学生の子達は盛んに

「もう私、20歳過ぎちゃったしぃー……」

と発言するのだと思う。


もう、こういう発言をする20代って本当に多いっ!!


十二分に若いよっ!!

と、いつも言うのだけれど。


まあ、彼らにとって見れば、『社会人になる=使われる立場になる』という感覚が根底にあるだろうから、それだけでネガティブなのだろう。


『働いたら負け!』

とかいう言葉をよく見かけるけど、まさにそういう事なのだと思う。


最近CMで見かける『学生様』とは、よく世相を表して気がする。



……でも、ちょっと待って。


本当に、『若い=価値がある』のだろうか?



さっきも書いた通り『年上を敬え』というつもりは更々ない。


私自身、年功序列って言葉は嫌いだし、歳をいくら取ってもまったく尊敬できない人達が数多くいる事を知っている。


逆に、歳若くても非常に優れた人間性を示す人も数多くいる事も知っている。


つまり人の価値に年齢は関係ないと思う。


では、人の価値は一体どこからくるのか?

となる。


非常にナイーブな問題で一概には何とも言えないのだけれど、私は人同士の繋がりから生まれる物だと思う。


本人がどうこう、ではなく他者が決めるもの。


そう書くと物凄く他力本願な気がする。


だけど、それには本人が他者に対し、何かしらの恩恵を与えた結果に由来するであろうから、やはり本人の努力次第になると思われる。


つまり、他人のために働く人はみんな、色々な人が価値を見出すよ、と言う事だ。



もっと言えば、単なる学生よりも、社会に出て、他人のために働いている人の方が偉いに決まっているじゃんっ!! と言っている。


人に何かを与えられる人は、それだけで価値があるのだ。



私はまだまだ未熟で、人に与えられる物は非常に限られていて、とても少ない。

まだまだ他者にとって、自分は価値が低い人間だと思う。


だけど、これから先、色々な仕事をしてどんどんと人に与えることのできる物を増やしていきたいと思う。



更に言えば、私は書道教室で子供が大人に関わる機会を増やしたい。


それにより、子供が大人達を少しでも尊敬する事でき、そして大人になる事に対し前向きな気持ちになって貰えれば、最高だと考える。



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